自慢せずにはいられないカシワバアジサイ

kashiwabaajisai jiman

30代のお誕生日に配偶者に買ってもらったカシワバアジサイがとんでもない大株に育っている。当時はまだ珍しくて、試しに挿し木してみたら、これがほとんど根が出て成功。毎年見事な花を咲かせるので、欲しいというご近所さんに差し上げたこともあった。

わたしが自慢できる唯一のものである。

ところが、どんどん背が高く大きくなるので、幾度か花をあきらめては、短く強く剪定するのだが、剪定すればするほど勢いよく新しい枝がどんどん伸びてまったくきりがない。

いつかやりたいと思いながらなかなかできずにいたけれど、いよいよ株ごと掘り上げて、少しコンパクトに株分けして整理したいと思っている。あまり無理なことをすれば枯れてしまうおそれがあるというが、うちのは想像以上にじょうぶそうだし、一部枯れるぐらい思い切った整理をしたほうがすっきり仕立て直しできていいかもしれない。

とはいえ植物は、何かしら気に入らないことがあると突然枯れる。そうかと思えば、枯れてしまったと思っていた残根から芽が出てきたなんていう話もある。こればかりはやってみないとわからないのだ。

カシワバアジサイの花色が好き

わたしは白い花が好きなのだが、とくにこのカシワバアジサイの緑がかったクリーム色が大好きである。六月の誕生日ごろに咲き出すと、憂鬱だった気分も上がる。

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わたしのようにものぐさで手入れをしないで放っておいても元気に花を咲かせてくれるところも気に入っている。

来年の花芽のためには、花は早めに切った方がいいというけれど、もったいないしめんどうだから、枯れるまで花をそのままにしていることもよくある。ドライフラワーのように茶色く枯れていく花もまた、それはそれで風情があっていいものだ。なんて剪定するのがただおっくうなだけなのだけれど。

ここまで大きい株になってくると、剪定が遅れても、いつの間にか新しく伸びてきた枝がどこかしらにあって花をつけるようで、まったく花がない年はない。

カシワバアジサイはコンパクトに整えるのが難しい

カシワバアジサイの株がどんどん大きくなって木質化してくると、背丈が高くなり過ぎて、どうにも姿が悪い。ここ数年、何とかしたいと思いながら何もしないまま来てしまった。

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木質化した株からは、ひょろひょろもやしのような新芽が後から後から出てくるのだが、古い枝が邪魔をして育つことができない。一度全部枝を切ってもよさそうなのだが、そのタイミングがわからなくて放置してきた。

せっかく短く剪定しても、古枝の脇から伸びてくる枝は、どういうわけか必要以上に伸びて嫌になるほど背が高くなる。その先に花芽をつけるものだから、切りたくても切れないでいた。

枝を全部切ってしまっても、株から新芽が出てくることがわかったことだし、こんどこそ、思い切って株ごと掘り出し、古い枝や根っこも整理して、株を小さく分けてみようと思う。

今年はのっぽの花をしばらく楽しみたい。

カシワバアジサイの切り花

カシワバアジサイを切り花にするときは、木質化した枝の花を選ぶと長持ちするようだ。

といっても二、三日程度なので、どうせなら満開の花を切って、しばらく給水させてから花瓶に生けることにしている。

これはちょっと切るのが早すぎた……。センス良く飾るのは得意でないのでかなり雑でお恥ずかしい。花が長く大きいのでバランスとるのが難しい。やっぱりわたしは切り花より自然に咲いてるワイルドなのが好きかなあ。上手に飾れないし……。

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