50代からむこう30年、元気に自立した生活を送るにはどうすればいいでしょうか。
日本人女性の健康寿命は2010年の統計で73.62歳だそうです。2012年統計の女性の平均寿命は86.41歳。およそ13年、なんらかの介護が必要になって自立した生活がかなわなくなる可能性があるということです。
家事の面で今からできることをまとめてみました。
家計は縮めて伸ばす。
「縮んで伸びる」というのは、超高齢化を迎える日本経済のこれからの進め方を指した言葉です。人口が減り、経済市場も熟成期に入った日本は、どんどん規模を拡大させていく成長ではなく、ミニマムにして成長していく道を模索しなければならないというわけです。
これは家計も同じです。
家族構成や生活スタイルの変化とともに、支出も整理して縮小し、その中で必要な貯金や投資をしていくことが大事になってきます。これまでの習慣のまま見直さないでいては、50代からむこう30年、無事に生き抜くことがむずかしくなるかもしれません。
かつての高齢者のように悠々自適な年金生活などあり得ません。その代わり、元気で長生きできれば、生涯働いて収入を得られるようになるでしょう。
以前なら50代から少額の積立貯金を始めても意味がないように思われていましたが、今は50代からでも30年近い時間があります。「短時間でお金持ちになるのは難しいけれど、時間をかけてお金持ちになるのは簡単だ」と言った富豪がいるそうです。毎月3万円30年間貯金したら無利息でも1,080万円貯まります。実際にはいくらかの利息がつきますからこれ以上になります。
貯金する前に、むやみにクレジットローンをする習慣をあらためるというのも有効です。
まだあと30年生きなければならない。そのことを心に留めて「今さら」ではなく前向きにこれからの30年を考えたいですね。
暮らしも縮めて
小さなおうちに住みかえるシニアも増えていると聞きます。
その前に、まず持ち物を減らすというのはどうでしょうか? モノが多いと管理がたいへんなんですよね。掃除だって重労働になります。
モノを処分することにはじめは抵抗を感じてしまうかもしれませんが、実際にモノが少なくなって見通しがよく整理しやすくなってくると、気分まで晴れやかになってくる人のほうが多いんです。
からだが動く元気なうちに、身の回りの片づけを始めることをおすすめします。
うちもはじめはわたしひとりで片づけをしていたのですが、このごろはオットも片づけに参加してくれるようになってきました。強制は禁物です。じわじわ時間をかけて洗脳していくといいですよ。
処分しにくいものは後回しにして、まずはいらないものを気軽に持ち込まない習慣をつけることから始めましょう。それからあることを忘れていたような使っていないモノたちから徐々に減らしていきましょう。
また、いっぺんにやろうとすると嫌になるので、地道に少しずつでいいと思います。そのほうがリバウンドしにくいのはダイエットと同じ。お祭りのようにいっぺんに集中して片づけたほうがいいという人も無理をしないことです。たとえいっぺんに片づかなくても何回でも挑戦するといいですね。
片づけのほとんどは、処分です。自分のやりやすい方法を見つけてこつこつ始めませんか?
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