1月20日過ぎ、開業届を提出している事業主は、辞退しない限り通常は確定申告書が届くことになっている。わたしは1月じゅうに確定申告書を税務署に提出してすませている。
今年はコロナの影響で、予約者以外は番号札を引き、一人ずつしか署内に入れず、ビルのロビーで待つことになっていたが、ほとんど待つことなく、例年どおりスムーズに終えることができた。
確定申告期間前の税務署では待ち時間ゼロ
2月に入って確定申告期間の2月中旬以降になると、とたんに混むようだ。
わたしも以前、ただ提出したいだけなのに、列に並んで大変な思いをしたことがあった。税務署とは別に開かれる特設会場はとくに混むようである。
そんなわけでわたしは申告書は自宅で書いて、期間前に税務署に提出することにしている。これだとまったく待たされることがない。
わざわざ税務署に提出する理由
以前オンラインで確定申告をしたこともあったのだが、使い勝手が悪く、手元に受領印が押された申告書の控えが残らないのでやめた。
受領印が押された申告書控えは、提示したり提出を求められる機会が少なくない。だからわざわざ税務署に提出に出向いて受領印を押してもらった控えを持ち帰るようになったのだ。
申告書は郵送することもできるが、受領印の押された控えがほしい場合、切手を貼った返信用封筒を用意しなければならない上、本人確認書類も同封しなければならないのでめんどくさい。税務署に行けば、本人確認は提示するだけで済む。
帳簿はパソコンで手作りすればコストゼロ
個人事業主でビジネスの規模が小さい場合は帳簿づくりにコストをかけるのはもったいないというのがわたしの意見である。
仕訳の知識がなくても、帳簿や申告書まで自動で作ってくれるソフトやサイトがいろいろあって、わたしも使っていたことがあるが、無料枠では使い勝手が悪いので結局手数料を支払うことになり、それがわたしのような小規模個人事業主には馬鹿にならないのだ。
何だかもったいないと思うようになって、自分で帳簿を作り、自分で確定申告書を作るようになった。規模が小さいので、やり方がわかれば何も難しいことはない。
帳簿は仕訳帳と総勘定元帳があればじゅうぶん。わたしの場合、現金や口座のお金は家計と混同している。そういう場合、すべて事業主貸借という勘定で処理すればいいので、煩雑なお金の帳簿は必要ないのだ。
帳簿は無料のテンプレートをもとに自分用に作成すれば余計な機能のないシンプルでわかりやすい帳簿ができあがる。小規模零細事業の仕訳は単純で難しくないので、知識がなくても検索すればいくらでも学べる。基本的な簿記や帳簿の仕組みは知っておいて損はない。
一か月に一回仕訳帳をつけておけば、確定申告時にあわてなくてもすぐに申告書が作れる。
帳簿づくりや確定申告するのにお金を支払うほどの事業かどうか、見直してみるといいかもしれない。
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