自転車用ヘルメット、シニアはかぶりたい
自転車用のヘルメットが何だか知らない間に努力義務になった。いや確かにかぶらないよりかぶったほうが安全そうだ。自転車通学の地元の中学生はみんな以前から着用している。この頃、そんな見覚えのある中学校のヘルメットを着用して自転車に乗る高齢者をちょくちょく見かけるようになってほほえましく思っている。あの白くて丸いヘルメット、高齢者に案外似合っていてかわいらしいのだ。きっと不要になった孫のお古なんだろうな。
ところで先日テレビでヘルメットの寿命は三年前後と言っていた。三年で買い換えなんて信じられない。ほんとかなあ。孫のお古じゃ駄目ってことになる。もっと長持ちするように作ってほしいものである。
ヘルメットを買いに行ったおばあちゃん、店には何だかとんがったのしか置いてなかったから買わなかったという話を聞いた。「おばあちゃんがあんなヘルメットはかぶれない。」という。地方の自転車店には本格的なサイクリング用のものがわずかにあるだけで、しかも値段が高い。それなら孫のでいいやと思うのも無理はない。
わたしもあったらぜったい使う。ヘルメットに見栄えは求めないから平気。ヘルメットらしいまあるく安定してかぶりやすそうなのが結局誰にでも似合っていいんじゃないかと思う。軽いのは助かるらしいけど。
ある程度年をとってくると、かぶれるものならヘルメットをかぶりたい。ササっと機敏に動ける自信がなくなってくるし、転んだらケガするリスクが高くなると思うからだ。
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自転車に乗るのはちょっとそこまで程度なんだけど
悩ましいのは、自転車に乗る頻度も時間も少ないこと。通勤や買い物で毎日乗るわけでもなければ、大した距離を走るわけでもない。乗るとしても、ちょっとそこまで程度のご近所である。
わたしはゴミ出しや散髪、コンビニに通院ぐらいだろうか。中でも頻度の高いゴミ出しは、ゴミ袋を持って歩くほうがたいへんだからという理由で歩いても大したことない距離を自転車に乗る。ヘルメットをかぶるのも恥ずかしいような距離だ。だからといって、事故に合わないとは限らない。ゴミ置き場の周辺は、交通事故が頻発するところなのだ。車や人、自転車が入り乱れるちょっとした三叉路になっているからだ。できるだけ混まない時間に行くぐらいのことしかできない。
とはいえヘルメットをわざわざ買っても、ほんのそこまで行くぐらい、めんどくさくなって結局つけないことになりそうな気がしないでもない。乗るたびに、やっぱり着けた方がいいよなあ、と思うものの、決断できないでいる。
ヘルメットなしで保険金が減額されることはない
今のところまだ努力義務ということで、ヘルメットをしていなかったからといって、保険金が減額されることはないそうだ。ただし、ヘルメットをきちんとしていたにもかかわらず、事故に合った場合、補償額が増額されるみたいなオプションはあるようだ。
そのうちヘルメットは義務化するといわれているので、ヘルメットに慣れておくか、自転車に乗るのをやめるか、どちらか選ばないといけないときがいずれ来る。もうしばらく悩む時間はありそうだ。それまでできる限りの安全運転を心がけ、事故に合わないことを祈るしかない。
自転車にお乗りのみなさん、ヘルメット買いました?
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