暮らしていればいろいろ心配ごとが出てくるでしょ。
お金のこととか、将来のこととか、仕事のこととか、人づきあいとか……。
そんなとき、とりあえず棚上げするのに自然とやってることがあります。
わたしの場合、ひたすら拭き掃除とか鍋磨きとか、ちくちく手芸をするのがいいみたいなんですよ。
目の前のことに自然と集中できて、深呼吸などすれば、ほぼ瞑想状態ではないかと。
ときどきやってくる手芸ブームで作った麻カゴのピンクッション
心配ごとと関係あるのかどうかわからないけれど、わたしにはときどき手芸ブームがやってくる。
むしょうにちくちくしたくなる時期があるんです。
前々から、ちっちゃい針山がほしかったんですよ。
愛用している子どもの裁縫箱付属の針山は、取り出して使うには見栄えも使い勝手も今一つで気に入らない。
ハンドメイドショップでかわいいピンクッションを買おうと思って探していたこともあったほど。
でも今は、ネット検索すれば、作り方がいくらでも調べられるんですよね。
作るなんてめんどくさい、完成度の高いものを買ったほうがいいと思うこともあるのに、ちょうどもやもやした気持ちをそらしたかったのか、マイ手芸ブーム到来で作りたくなったのか……。
お金を使いたくなかっただけのような気も。
ちょうど麻ヒモもうちにあるし、かぎ針編みは過去に「アクリルたわし」づくりにハマってたこともあって、編み方もだいたいわかるし道具もある。
ということで、麻カゴのピンクッションを作ることにしました。
直径5cmミニサイズの麻カゴを編む
うちにあった麻ひもは、以前ダイソーで買ったものでした。(覚えてない。)
6目の輪っかの細編みを12目に増やして3段編むだけ。
これだけ小さいと慣れないわたしでもすぐできる。
麻カゴの編み方は動画にたくさんあります。
ただ、麻ヒモはかたくてとにかく編みにくい。かなり緩めに編むのがコツでしょうか。
遊び毛が多く、目を揃えるのが至難の業。あんまりきれいな編み目じゃありません。
手芸用の麻ひもは柔らかくて編みやすいそう。
ガーゼマスクでピンクッション
リバティやこぎん刺しのピンクッションに憧れますが、手持ちのものでとりあえず試作したかったので、未使用の綿ガーゼのマスクをクッションカバーに使用。
直径7cmの円型にちくちく縫って糸を引っ張り、クッション型を作ります。
ピンクッションの作り方も検索すればたくさんありました。
ガーゼ生地が何枚か重なってかなり厚めのマスク生地をそのまま使いました。
ピンクッションの中身はウール
ピンクッションに使う詰め物は、手芸用のポリエステル綿でもよさそうなんですが、一般的にはウールらしい。
油分があって針が錆びにくいのがその理由。
さらにミツロウを削って入れるという丁寧な方法もあります。
というわけで、わたしはダイソーの羊毛フエルトを使いました。
詰め物に使うにはもったいないきれいな色なんですが、残念ながらわたしには、そのまま針山にできるようなきれいなフエルト状の玉を作るスキルがありません。仕方なく詰めものとして使いました。
針がスッとスムーズに刺さっていい感じです。
先に作ったガーゼのクッション型にこのウールを詰め、糸を引っ張りながら形を整え、ふさぐように適当に縫います。見えない部分なので、きれいに縫えなくてもかまわない。
あとは麻カゴとクッションを木工用ボンドでくっつければ出来上がり。
瞑想には作ったりきれいにするのがいい
料理でも何でもいいから作るとか、鍋磨きやカビ取りなど何でもいいからきれいにするような作業は、成果が目視できるので、つい夢中になって集中しやすいので瞑想におすすめ。
息は止めずに深呼吸を意識すると、さらに瞑想っぽくなる。
瞑想とまではいかなくても、いらいら、もやもや、ずーんとするとき、気がまぎれる手仕事を知っていると、滅入るのが避けられるかもしれません。
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