教室や店舗など、オンラインだと経費が大幅に少なくてすむのがメリット。
直接対人対応しなくてすむのもラクだと思ってきました。
でも最近なんでもオンラインだけで完結することに違和感がある。
便利なんだけどね。
でも人間にはリアルな現場も必要。バランス感覚が大事ではないかと思う。
人はデータでもないし機械でもない
オンライン作文教室は毎週決まった時間に生徒に電話するスタイル。
そんな通信教育はわたしの知る限りほかになくて、それがちょっとした家庭教師的な役割を果たしていて好評なんですね。
それでも10分程度の電話なので、当時はなかなか行き届かないと感じてました。
それがだんだんネットが充実してきて、今ではビデオチャットで体面して話すこともできるし、書いたものをその場で共有することもできる。
生徒の家庭学習のサポートがかなり手厚くできるようになってきてます。
塾も今は個別対応が主流になってるみたいですよね。
タブレットでデジタル教科書を使った小学校の授業をテレビで見たんですが、生徒が意見を発表し合う言葉の森の寺子屋オンラインと同じような感じになっててびっくりしました。
先生は一方的に教える能力はいらない代わりに、生徒たちの議論や考えをいかに深める進行ができるかが問われるようになるとか。
生徒もまた、これまでのように暗記して問題を解くような勉強だけしていても、自主性や創造力を発揮して活躍するなんてことは難しくなる。
なんか勉強の仕方が大きく変わる変わり目に来てる気がします。
データ分析とかマーケティングとかプログラミング? そういう専門的な技術に目を奪われがちで、そのほうが有能な人みたいに思ってる人も少なくないけど、ほんとは人と対話したり折り合う能力のほうがはるかに難しい。
AI時代を生き抜くには、というかどんな時代でも、自分なりの方法でいいから、人と向き合うことが大事なんだと思う。
リアルな教室をしてみたくなった理由
こんな気持ちになるなんて、自分でもふしぎ。
対面して話せるzoomというビデオチャットのおかげで、うちに居ながら教室を開くことができるようになった。
でもこういうの、まだまだ不慣れで知らない人も多い。
オンラインは、手間取ってる間に何となく終わってしまったりすると切ない。
目の前にいれば、もっと適切なタイミングで声かけできるし、相手の機嫌や気持ちももっとわかりやすいだろうに、なんて思う。
実際に会う人とのオンラインだったらまだいい。
ネット上でしか会わない人だと取り返しができない場合もある。
そんなとき、直接会って話すよさを思い知る。
もっとゆっくり丁寧に知り合いたい。
姿が見えるだけにもどかしい。
だからほんとの教室をやってみたくなったのかも。
オンラインもリアルも両方あったほうがいい。
できればリアルの中に便利なオンラインがあるというのがいい。
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