何のために勉強するかというと、お金をたくさん稼げる人になるためで、いつの間にか、いかに効率よくお金をたくさん稼ぐかが究極の目的になってて、気づいたら落ちこぼれて疲れてるってことないですか。
これまでは丸暗記でどうにかなってたことがだんだん機械がやってくれるようになってきて、子どもたちの勉強のようすも変わってきてます。
自己投資や教育にお金をかけられない人は、今後ますます差をつけられると言われてます。
まぁそれはある程度仕方ないとして、できる範囲で無駄な支出をやめ、大事なところにお金を集中させることはできますよね。
誰でもできる人間らしい知的生産をして、小さな暮らしを充実させたい。
インプットの基本は読書
インプットというのは、知識や情報を入れること。
言葉の森では、どんな勉強より読書習慣を身につけることに重点をおいてます。
言葉の森代表の中根氏の二人の子どもは、実際言葉の森の勉強だけで有名大学に入学しました。
わたしの子どもは発達障害で、中学は不登校のまま卒業し、通信制の高校を苦労して卒業しました。
ただ、どういうわけか読書好き。それでほとんど受験勉強しないまま受けたセンター試験の成績がそこそこでびっくりしたんですが、二次試験を断念。大学生活が送れそうになかったからです。学校の勉強なんてろくにしなかったけど、学力的にはとくに問題ないみたい。
読書する力さえあれば、勉強する気になったとき、どうにかなるものみたいですよ。
入試にあるような読解力問題も、パターンや問題数を解いて覚えるよりも、読む力をつけて理屈で解くほうが確実なんですよね。
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大卒のおとなでも、高校の教科書がまともに読めない人が少なくない、と勉強マニアの佐藤優氏は述べてます。
読書力なめちゃいけません。
読むのがたいへんな人は聞くのもいいんですよ。
お金を稼ぐために資格を取るといった即戦力になる勉強もいいですが、どんな時代が来ようとも、暮らしを充実させるほんもののインプットは読書なんですね。
書くアウトプットが手軽
インプットした知識や情報は、誰かに話したり、書いたりしてアウトプットすることで定着します。
気軽に誰でもできるのが日記をつけること。
わたしは読んだ本や新聞記事の抜き書きなんかを書くこともあります。
ほぼ日5年手帳やほかにも手帳やノートにあれこれ書いてます。
自分の意見や考えは、こうしたいろんなものごとの影響を受けて作られるんですね。
暮らしを充実させる環境整備
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佐藤優氏によると、暮らしを充実させる知的生産をするには、環境を整えることも大事だと述べています。
それは
- 家計管理
- 人づきあい
- 休息
家計もまた、限られた資源をどんなふうに振り分けるかを考える知的な活動。
人生をよりよいものにするためにお金は有効に使いたい。
また、社会の中で暮らす限り、人づきあいは避けられません。助け合える関係を築く努力も大事。
最後に、休息は頑張り過ぎる人にはとくに重要。健康管理ですね。からだは資本ですから。
知的生産力は高めればいいわけではなく、これを高めることによって、人生の充実度が上がることが重要なのだ。知的生産は人生の目的ではなく、手段ということである。
「知的な生産をするかどうか」ではなく、「生産活動のなかの知的な『濃度』を、いかに高めるか」だ。何かしらの生産活動に従事しているのであれば、すべての人が知的生産と無縁ではない。知的生産とは社会のトップ1%のスキルではないのである。『調べる技術 書く技術』より
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