現政権を一番支持しているのは20代の若者なんだとか。
意外と「今のままでいいんじゃない。」と思っている人が多いみたい。
「天皇が変わっても何も変わらない。」というのも若い世代ほど多い。
そういえばわたしも若い頃は、この先同じように続いていくものと信じて疑わなかった。
でも平成30年を振り返る番組を見ていると、たった30年でも世の中はずいぶん変わったことがわかる。
『人間社会は同じ状態にあり続けることができない』というのはほんとらしい。
この先どんなふうに変わるかなんて、わかったものではないと知る。
明治生まれの祖母は、わたしが妊娠中の平成時代が始まってまもなく、86歳で亡くなった。
祖母は早くに夫を亡くし、戦争や不景気・災害など、幾度となく時代の変化を見てきただろうに、亡くなる前、「さすがにこれから先は何も起こらないだろう」なんて言ってたそうだ。
おばあちゃん、残念ながらあれからいろんなことがあったよ。
今のところ戦争はないけれど、相変わらず戦争はなくならないし、原爆もなくならない。
インターネットの普及やiPS細胞、技術も進化し続けてるし、家族のかたちや働き方もずいぶん変わった。
いったいこの先どうなるかはわからないけど、今のままでないことは確か。
変わらないでほしいと願うより、変わっていくものと思っていたほうがいい気がしてます。
時代の変化に動じないで過ごすヒント
その時代のど真ん中にいると、時代の波なんてわからないのね。
うわーっとたくさんの人が注目したときにはもう遅れ気味で次の波が来てたりする。
そんな感じでほとんどの人がバブルが弾けたことに長いこと気づかなかったそう。
時代が変わっても、じゃあそれに、どう乗っかってくかはいつも考えないのね。時代の風は考えないの、なるべく
樹木希林『120の遺言』より
年をとると、「遅れてる」とか「時代遅れ」「前時代的」みたいに言われるのがものすごく嫌だったりするのだけれど、今このときも、そのうちすぐ古くなるんだからね。なんかあほらしくなってきた。
何もしなくても、その時代のいろんなことに影響されないわけがない。
価値観も簡単にひっくり返るのが時代の変化。そんなのに逆らえる人はいません。
ついていこうと頑張るより、ついていけないぐらいの距離感でいたほうが安全な気がしてきた。
時代の変化を静かに傍から眺められるおとなになりたい。
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