わたしは2007年からほうきを愛用するようになりました。今ではうちに掃除機はありませんが、ふだんの掃除に困ることはありません。
以前は市販の座敷ほうきは種類も数も少なく、選ぶ余地はありませんでしたが、電気を使わないことや優れた機能、シンプルな暮らしが徐々に注目されてきて、高価な職人の手作りほうきも人気だそうです。
いつでもさっと掃除できるほうきは、あると便利過ぎて、わたしもすっかり手離せなくなりました。
ほうきがあると、掃除マメになって、いつでもきれい。
こちらが愛用の座敷ほうきです。もう使い出してから15年になりますが、まだまだ現役です。何年か前に、バラバラに傷んできた先を数センチカットして揃えましたので、少々短めです。
こんなふうに壁に掛けっぱなしにしても見苦しくないところも掃除機にはない利点かもしれません。
ほうきがあると、夜間のちょっとした時間にもはけるので、掃除が手間に感じません。
気になったらその場ではきたくなります。
わたしのようなめんどうくさがりでも自然に掃除まめになるから驚きです。
部屋の隅のほこりが気になってるのに、掃除機をかける時間もないし、おっくうだし、でついつい見て見ぬふりの放置なんてことはありませんか? お掃除シートもいいですが、シートではうまく取り切れない砂ぼこりなんかはほうきが得意。ほうきではけないものはほぼありません。カーペットのほこりも粘着テープよりかんたんによくとれるんですよ。
今なら見えるところにかけておいてもおしゃれなほうきがいろいろあります。
ほうきには、掃除意欲を高めてくれる不思議な魅力があります。かんたんにラクにきれいにする能力は、掃除機に引けを取りません。
短いほうきはより手軽で便利。
棕櫚(しゅろ)ほうきは、フローリングにぴったり!
ほうきには、ほうき草でできている江戸箒と、棕櫚(しゅろ)の皮で作った棕櫚ほうきがあります。
棕櫚ほうきはとてもやわらかく、ほこりや髪の毛やペットの毛を舞い上がらせずにはきとることに長けています。フローリングにおすすめです。もちろん和室にも使えます。
わたしのはほうき草のもので、それほどいいものではありませんが、今でもじゅうぶん使えてます。
つるして保管すれば、ふだんの手入れはほとんどありません。
ほうきにからみついたごみは、かんたんに手で取ることができるので、掃除機の手入れよりずっとラクです。
うちにかつてあった掃除機はサイクロンで、ごみパックがないタイプでしたので、内部の掃除がたいへんでした。丸洗いできてかんたん清潔だと思って選んだのですが、掃除機は掃除機の掃除がけっこうたいへんなんですよね。
棕櫚のほうきも使ってみたいのですが、こちらは素材が入手しにくいせいか、ほうき草のほうきよりお高めです。
まだほうきをお持ちでないお宅は、この春ほうきでラクチン掃除マメになってみませんか?
ほうきは、一人暮らしを始める人にもオススメです。
ほうき選びで大事なこと
ほうき選びで注意したいのは、もちろん値段もだいじですが、ほうき草やシュロの皮の量です。スーパーや百均のほうきは、量が少なく薄っぺらい。こういうのが使いやすいという人はいいですが、個人的にはある程度ボリュームのあるもののほうが履きやすく丈夫です。
ほうきは草や皮を束にしたものを並べて作られています。玉は束の数を表していますので、玉数がある程度あって、編み上げが美しいものを選ぶとよいです。編み上げの部分がカバーで見えないものは注意が必要です。
機械で量産されているものであれば、びっくりするほど高価ではありません。少なくとも掃除機よりははるかに安く、長持ちします。
ほうきがこれからもたくさんのおうちで使われて、作り続けられることを願ってます。
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