『心が軽くなる すごいお掃除術』に影響を受けて、毎日せっせとお掃除する習慣はついたものの、あっちもこっちもとつい欲を出して息切れることしばしば。
掃除にかかる時間はほんの数分と知りながら、その数分が動けなくなる。
体力・気力の問題はさておき、とりあえずここだけ掃除というポイントを絞ることにしてみました。
ほぼ毎日掃除したいところ
毎日掃除したいところは、毎日掃除しないとホコリや汚れがたまりやすく、目立つ場所なんですね。こうした場所の掃除がゆきとどいていると、誰よりも自分が気持ちいい。
うちは人を招くこともめったにないので、おもてなしの気遣いもいりません。ただ自分たち家族が清潔に暮らせればじゅうぶんなんですね。
でも、他人のおうちは汚いと気になりますが、自分のおうちの汚れには慣れてしまって寛容になりがちです。すぐに「こんなもの」と適応してしまうんですね。
だからほんとは、友だちや親戚など、ときどき人が来る緊張感はあったほうがいいんです。
「誰かに見られても恥ずかしくない」という他人の目を意識しながら掃除すると、「ここだけ」という掃除のポイントがより明確にわかるようになる気がします。
トイレ
行くたびに何かしらの掃除をついでにします。掃き掃除と拭き掃除です。
- 便器
- 床
- 壁
- 棚・窓・扉
台所
- 床掃除(掃く+ワイパー)
- シンク
- コンロ
洗面・風呂
- 洗面所の床掃除(掃く+ワイパー)
- 洗面台・鏡・洗濯機まわり(拭く)
- 風呂の水切り(浴槽は入浴直後に洗う)
廊下・階段(掃く+ワイパー)
玄関
- たたきの掃き掃除
- 靴入れの上を拭く
と、これぐらいはこなしたいところなんですが、実際はかなり省略しながらです。全部やってもたいした時間はかかりません。それでもおっくうになったり、ほかのことが気になって忘れてしまうことがよくあります。
わたしは調子がいいと、それこそ一日中掃除をしたくなるんですが、気分が乗らないと、まったく何にもしたくなくなるという起伏の激しいタイプでした。でも、掃除に関しては、そうした気分にまかせていてはいけないんですね。気分だけで掃除をしても、いつまでたっても気持ちいい暮らしはできないんです。
仕事をするにせよ、炊事・洗濯をするにせよ、その場が気持ちよくきれいでなければいいはたらきはできないと思うんですよ。わたしが勤めていたときの先輩に、まず机まわりをきれいに拭いてから仕事を始める人がいて、とても仕事のできる人だったことを覚えています。
掃除は、生きて何かをするのに、まずなすべきつとめなんだと思います。汚いから掃除するのではなく、何でも気持ちよく始めるために、その場をきれいにするのが掃除なんですね。
だけど、掃除をしなかったり、できなかったりしたときに、めげない心を持つことも大事なんです。
わたしも片付け本や掃除本を読んで、毎日しばらくははりきって掃除をするんですよ。ところが、どこかやっぱり無理があるんでしょうね。だんだん毎日するのが負担になってくるんです。忙しかったり、しんどい日もありますよね。で、あるときとうとう毎日やっていたことができなかったりすると、できなかったことにがっかりしたりあせったりして、どんどん何もかにもが嫌になってくる……。こういう負のサイクルにはまってしまうとたいへんなんですね。
負のサイクルにはまらないためには、機嫌よく省略したりサボったりすることができるようになるといいんです。
そうすると、全部投げ出すようなことにはなりにくい。ちょこちょこサボる分には、取り返しもラクなので、何回でも復活できます。
こういうダメな自分にめげないタフさを身につけると、結局は自分がラクになるんです。ときに適度に自分を甘やかすセンスは磨いておいて損はない。
片付け本の名作
掃除の前にまずは片付けしないと、という人に。
こんまりさんのように一気に片付けるのが無理な方に。
毎日確実にモノが減らせます。
スポンサーリンク