「片づけ」と「掃除」は別だから同時にしようとしてはいけない。そんなことが家事の基本として本にもよく書かれてあります。頭ではわかっていても、実際にはいっしょくたになってませんか?
気になるところを見つけて掃除をしようと思ったら、まず片づけないことには掃除ができないなんてことがよくあるんですね。片づけを始めたら掃除までたどりつけなかったなんてことも。結局掃除も片づけも中途半端に終わる。
何はともあれ片づけが先なんですね。
「お祭り片づけ」と「ちょこちょこ片づけ」
片づけにはいっぺんに全部集中してやってしまう「お祭り型」と毎日ちょっとずつやる「ちょこちょこ型」がある。
お祭り型片づけ
『人生がときめく片づけの魔法』でおなじみのこんまりさんの片づけはお祭り型。終日や数日で全部いっぺんに片づけをしてしまう方法です。
心機一転したいときや引越し、実家の片づけなんかに向いた方法ですね。でも、時間と体力がないとやり遂げるのがむずかしい。一人では無理かも。
でも、モノが多過ぎて何から手をつけたらいいのかわからないような場合、一回ぐらいはこのお祭り型の片づけをしてある程度モノを減らしたほうがいい場合もありそうです。
じつはたたみ方がすごい
わたし、ときめきにも感心したんですが、衣類をすべてたたんでしまう片づけに感化されました。はじめは「そんなのめんどうでやってられない!」って思ってたんですが、洋服が少なくなると、たたんで収納するのがいちばんきれいですっきり見やすいんです。コンパクトにおさまるのも気に入ってます。
ちょこちょこ型片づけ
『すっきり!幸せ簡単片づけ術』に代表されるように、場所や時間を区切って少しずつ片づけを進めていく方法です。
あきらめなければ現実的で誰もが取り組みやすい方法だと思います。
でも、油断するとモノを移動させるだけで少しも片づかないことになりかねません。しっかりとモノを減らす意志を持ち続けることが成功のカギです。
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片づけは続けられる方法で
自分の性格や環境でやりやすい方法を選びます。いろいろ織り交ぜてもいいですよね。大事なのは、続けられる方法を選ぶことです。片づけは一回すればそれで終わりってことはないからなんです。生きている限り片づけから逃れられることはありません。何回も片づけ続けなければならないんです。
でも、片づけはちゃんと進んでいけば徐々にラクになっていきます。負担の少ない最小限の片づけで気持ちよく暮らしていけることをめざしたいですよね。
わかりやすくてよかった片づけ本
「出す」「分ける」「減らす」「しまう」が片づけの基本行動。わかりやすいです。
片づけができていれば掃除がラクになる
言うまでもありませんよね。片づいていたら掃除はラクなんです。拭くにしろ、掃くにしろ、かけるにしろ、掃除することだけに専念できますからね。短時間で簡単にすみます。
実際には床に置かれたモノを片づけながら掃除しないといけなかったりしませんか? 片づけても片づけても出しっ放しになるモノがあるのは、たいてい
- 決まった場所がない。
- しまいにくい。
のどちらかなんですね。しまいたい場所には別のモノが……。それがほとんど使っていないモノだったりしませんか?
「とりあえず」のモノは、処分用の箱や袋に集めるのがいいみたい。それを奥にしまいこまないで目につくところに置いて置き、譲るなどの処分方法を検討します。使わないけど処分もできないモノは、なるべく邪魔にならないところに保管してもいいけれど、場所を忘れないように記録しておきます。時が経って納得できたら処分箱に移します。
思い切りよくモノを減らそうとがんばるのもいいですが、あまり無理しないほうが長続きしていいそうです。どうしても決断できないモノはいったん寝かせていいんですね。(あまり多いと困りますが) ただし、「どこに何がある」ということがわかるようにしておくことが大事です。
わたしもちょこちょこ片づけ実践中です。いっぺんに片づける体力も気力もないからです。でも、長年の気がかりだった洋服を減らすことに成功したことがちょっと自信になってます。モノがなくてもけっこうだいじょうぶな手ごたえを感じています。
それにしても増え過ぎたモノを減らすのってほんとタイヘンです。片づけはモノをうまく納めることではなく、減らすことなんですね。片づけていると、どんなモノもやがてはみな不用品になるってことがよくわかります。持ち物も新陳代謝するものなんですね。つくづく持ち物は少ないほうがいいって思います。
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