いくらあれば生活できる?

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家計簿を何となくつけている人でも、生活費がいくらあればいいのか把握していない人が案外多い。毎月ある程度一定の収入がある人ほど、かえって把握してなかったりするようです。

わたしもそうでした。結婚当初から家計簿をつけていたわりに何もわかっていませんでした。

そうすると変化に気づくのが遅れて対処に困ることになるんですよね。

不安を感じている人は、今すぐ生活費の把握にかかりましょう。

現状の生活費を年間レベルで把握しよう。

現金支出しかない場合は簡単です。でも、レシートや領収書もなく、記録もしていないとあとから調べることができません。家計簿でなくてもいいんです。自分のやりやすい方法で現金支出を把握できるようにしましょう。

さらに口座振替やカード払いの支払いも忘れず把握しましょう。

光熱費は季節によってかなりばらつきがあります。また、毎月の支出と別に発生する特別支出なんかは意外と大きいのに無頓着になってませんか? だから支出は年間レベルで把握しないと正しい生活費は算出できません。

まずは現状を把握して、それから今後の暮らしのサイズを見直していきます。

お金の見える化

主婦でも参考になります。

働けなくなったときの生活費はいくら?

リタイア後の生活費がひとつの基準になってきます。今後どれぐらい暮らしを小さくしていけばいいのかの具体的な目安になるんですね。早くに知っておくと、暮らしのリサイズをする時間が稼げるので慌てなくてすみます。

わたしたち50代バブル世代は親たち世代の悠々自適な年金生活を目の当たりにしているせいか、自分たちもなぜか同じようにリタイア後は裕福な生活ができると錯覚してしまうところがあるようです。でもそれって幻覚なんですよね。目を覚ましましょう。退職金をあてにし過ぎてあっという間に生活苦になる人の話も耳にします。現役時代所得が高い人ほど生活が大きくなり過ぎているおそれがあるので要注意です。

持ち家の人も油断してはいけません。リタイア時の住宅ローンの残高は把握しているでしょうか? 住み続ける限り永久に発生する修繕費や管理費が家賃並みの負担になるケースも少なくありません。

また、リタイア前後に体調を崩して医療費がかかるケースもよくあることです。

こうしてみると、これからは無駄にお金は使えないことがよくわかります。

長く働く道を模索する。

これからは元気なうちはできるだけ長く働くようになるのがあたりまえになってくるのではないかと思います。

年金がもらえる年齢はだんだん遠くなってきていますし、若者が少なく人手不足な情勢が当分続きそうだからです。そこにきて寿命が伸び続けてるので、現役時代の蓄えや年金だけでは長いリタイア生活を維持するのが難しくなるのは当然です。

そんなとき頼りにできるのは健康だけです。からださえ元気なら何かしらできることがあるからです。

「もう年だから」なんて言っていられません。いつからでも勉強して資格をとったり鍛錬して腕を磨くぐらいの意欲を持っていないと、この長寿社会は生き抜けない感じです。先行く方々を見ていても、苦労しながらでも元気でがんばっている人ほど自信にあふれ、充実しているように見受けられるんですよね。

若い頃の栄光にしがみつくというのではありません。そのときの自分に見合った働き方や仕事にチャレンジする元気を持てるといいなって思います。

65歳でドラッグストアに就職

貯蓄を切り崩して生活することになる。何か収入の口を得なければと考えたとき、自分が持っている薬剤師の資格を活かすしかないと思った。薬剤師として働いた経験はほとんどないうえに、年齢も65歳。普通なら、はなから無理と諦めてしまうかもしれない。

 

そうは言っても年齢と共にできないことが出てくるのもまた事実。体力や経済力に合わせて暮らしをリサイズしていくと共に、健康管理にできる範囲で配慮と投資をしたほうがよさそうです。

「何をするにも元気、死ぬにも健康」であることが前提ですからね。

お金も体力も無理のない暮らしに向けて、まずは現状把握につとめましょう。

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