歯周病があるので、半年ごとに歯科に通院している。
「ああ、真面目にちゃんと歯磨きすればよかった。」数ある後悔のランキング1位かもしれない。
思い返せばわたしの歯科デビューは小学校入学前だからかなり早い。当時は幼児の歯磨きなんていい加減だったし、親から口移しで食事をすることもあった。そのせいか、今では考えられないほど子どもの虫歯はあたりまえのように多かった。
それでも歯磨きが好きできちんと続けてきた人は、年を取っても困っていないところを見ると、やっぱり歯磨きって大事だったんだなあ、と今さらながら思い知っている。おとなになってからでもいい。悪くなる前に、歯磨きの大事さに気づけなかったことが悔やまれる。
失った歯は、元には戻らない。
かぶせた歯の寿命がいっぺんに来た
半年ごとに、真面目に歯科に通院するようになって、ここ数年はクリーニングするくらいで順調だったのだが、お正月にかぶせていた歯がぼろんととれた。歯周病で骨がなくなっているところである。またさし歯を作って立てられるかどうかわからないと言われた。いよいよ初の抜歯からの入れ歯になるかもしれないという。
ほかにもむし歯が見つかって、かぶせていた歯を削り落とした。そこもむし歯を削ってかぶせる歯を作り直すことになった。
いずれも10年以上前に治療した歯だったらしい。保険で作った一番安価なクラウンの割には長持ちしたというけれど、もっと歯磨きが上手にできていれば、もっと長持ちしたかもしれない。なぜならクラウン自体に損傷はない感じだったからだ。
とはいえ加齢とともに歯も弱る。表面のエナメル質が薄くなってむし歯にもなりやすいらしい。歯周病のところは、いつぐらぐらしてもおかしくなかったところなので、変な風に折れなかっただけマシだと言われた。
だからと言って、いっぺんに来ることはないだろうに。
今、左上と右下の臼歯がふちだけになって非常に食べにくい。「ここで噛まないで」と言われても無理である。ふたをした歯の抜け後でうっかり噛んではヒヤッとしている。詰め物が取れるとめんどうだし、わずかに残った歯のふちが折れたらたいへんだ。どっちも神経がないので、痛くないのがいいのか悪いのか。食べにくいったらない。
コロナの影響で、歯科の予約がなかなかとれない。今度の通院は長くなりそうだ。
遅まきながら、今ある歯を大事にしようと思う。
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