うちの冷蔵庫は2002年製で、いつ壊れてもおかしくない。
そんなことばっかり書いてる気がする……。今年は洗濯機、去年はエアコンを買い換えた。
家電というのは、気づけば軽く耐用年数を突破していたりして、長持ちしないので嫌になる。早く新しいのに買い換えた方が電気代も安くなるとかいうけれど、まだ使えてるものを粗大ごみにするほうがどうにも気が引ける。何より大型家電の買い替えには結構なお金がかかる。なもんで、いよいよ動かなくなったときのために、いろいろ調べ始めはするものの、買うのはぐずぐずしている。
夏に壊れたら困るなあ、と心配しながら、今年も無事秋を迎えた。
冷蔵庫の高性能大型化は迷惑
うちの冷蔵庫は384リットル。今このサイズはあまり見られない。400リットル以上が主流みたいだ。
大型になると、高機能なせいか、値段もびっくりするほど高い。
たくさん入るのは確かに便利かもしれない。でもそこまでお金はかけられない価格ばかりである。
洗濯機の買い替えは、以前と同じ7リットルサイズにしたが、以前よりコンパクトになった上、よりたくさんの洗濯物が洗える進化をとげていてびっくりしている。
おそらく冷蔵庫も今と同じサイズでじゅうぶんではないかと思っているのだが、とにかく店頭にはでかいのしかない。洗濯機もそうだった……。
こんなでっかい冷蔵庫はいらないという家庭も少なくないと思うのだが、ほんと迷惑。
一目ぼれした冷蔵庫
そんな中、ひっそり置かれていたのがAQUAの冷蔵庫だった。
サイズは355リットル。うちのよりさらに少しだけ容量が少ない。でも、とくに小さいという感じはしない。背丈が低めで、大型冷蔵庫の中にあると、かなりコンパクトではある。
デザインが気に入った。
中段二段の引き出しが冷凍庫になっているのだ。自動製氷機がないのもいい。(うちの製氷機は数年で壊れて役に立たなかった。掃除がしにくく不衛生な印象。)
このデザインであれば、今のより収納力があるかもしれない。
値段が安いのも魅力。国産ブランドはこのサイズでも10万円以上する。
ただ、国産以外のブランドは正直考えてなかったので、戸惑いがないこともない。いくら中身はSANYOとはいえ、保証や故障時は大丈夫なのかと心配になった。しかし、保証や故障時の扱いは国産と同等で国産ブランドと変わらないというではないか。
しかも店員、このサイズとデザイン、それにこの価格、じつは人気商品であると打ち明けた。
ほら、やっぱり。
年金暮らしの高齢者夫婦やひとり暮らしに大型過ぎる冷蔵庫はいらない。かといって小さ過ぎる冷蔵庫は不便。どうしてこう、ちょうどいいのがないのかふしぎでならなかったのだ。
家電の高機能大型化で喜んでいるのはいったい誰なのか。少なくともわたしは迷惑している。
国産ブランドを応援したい気持ちはある。しかし、消費者として、品質と価格の落としどころ、譲りたくても譲れない。
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