若いときは太ってなくて、中高年になって急に太ったわたしのようなタイプは、やせるのが非常に難しいらしい。食事制限や運動をしても反応が鈍く、長続きしにくいからだ。いやほんとつくづくダイエットは難しい。
わたしは四月三十日から降圧剤を服用し始めたのだが、そのおかげで血圧は順調にみごとに下がっている。小さな錠剤を1日1回飲むだけで、血管を広げて血圧を下げるというのだから考えてみたらコワい薬である。薬で簡単にコントロールできると喜んでもいられない。年齢や体調によって、薬を変えたり加減したり、どこまで下げるかといった問題もあったりして、実際はこちらも簡単ではないらしい。苦労してダイエットするほうが健康的かもしれない。
しかし体重は血圧のように薬では減らせない。今のわたしには血圧より手ごわい感じである。
1日1回の体重測定では変わらない
測るだけダイエットというのがあるが、わたしが測るのは、脱衣する入浴前の一回だけである。測定回数を増やすと長続きしないからだ。
ここ何年もコワくて体重計にのれなかったことを思うと、毎日一回でも体重を目の当たりにするようになっただけでも進歩である。
しかし、この程度のことでわたしの体重は減らない。誤差の範囲で増減を繰り返すばかりである。
続けられる運動を続ける
運動は続けられるものを見つけるのに苦労した。見つけたらひたすら地道に続ける。途中、ほかの運動に目移りしたり、飽きてきたり、もっとやらないといけないような気がしたり、いろいろあるけれど、とりあえず続けていたらいいことがあるとわかってきた。
テレビ番組で見たペタッと開脚にあこがれたのをきっかけに始めた開脚ストレッチのトレーニングは、わたしがはじめて続いている運動である。開脚できるようになるためには、あらゆるところが柔軟でなければならず、仕方がないから一生懸命ストレッチを続けていたら、硬かったからだがいつのまにかずいぶん柔らかくなって、ストレートネックが改善した。
相変わらずぺたんと180度開脚はできないけれど、ストレッチをやめてしまおうとは思わなくなった。
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もう一つ始めたのがゆるHIITというトレーニングである。20秒の運動と10秒の休憩を8セット、全部で4分のトレーニングを週に三回行っている。
これはかなりきついのだが、たった4分で終わるので、嫌にならずに続けられている。ほんとはこれでダイエットできるとうれしいのだけど、わたしのやり方がゆる過ぎるのか、いまだ成果がない。
わたしの場合、運動は成果より続けられることを優先して選んでいる。続けやすい運動を続けていると、そのうちやめられなくなるというか、やらないと気持ち悪くなる。それがこの方法のいいところなのだ。しかし、これでは瘦せそうにないのが残念。
過食をやめるには
食べるのを我慢しないダイエット法というのがいろいろ言われているけれど、食べても太らないようにしようとすれば、ハードな運動をこなさなければならなくなる。それが無理なら、やはり過食をやめなければ痩せることはできない。ここにわたしのダイエットの高い壁があるのだ。
そこで考えた。台所にいる時間を減らせばいいのではないかと。
うちの台所は、洗濯するにもテレビを見るにも都合よく、今は以前使っていたノートパソコンまであって何をするにも都合よく居心地がよくて、つい長居してしまうのだ。そうすると、つい余計なものを食べてしまう。
しかし、別の場所で用事をすれば、その間は無理に我慢しなくても食べない。あとはお菓子を買わないようにするぐらいだろうか。睡眠時間をしっかりとるのもよさそうだ。
ストレッチは気持ちいいのでやめられなくなった。同じように少しでも痩せて体調がよくなれば、自然と食べなくなるだろうか。高血圧は太ったせいかもしれない。痩せて降圧剤がいらなくなったら、二重顎がなくなったら、きっともう二度と太りたくなくて、食べなくなるだろうか……。
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