座卓の天板に鉄の脚をつけて机にした。
キャンプ用のアルミのデスクに乗せて使っていたのだが、やはり不安定で、自宅の作文教室にやって来る小学生が消しゴムを使うとぐらぐらするので気になっていた。
使っていないものを持つにも捨てるにも抵抗あり
鉄製の四角い脚は、新しい机が買えそうなほど安くない値段で、いつものわたしだったら、とても手が出なかったと思う。この脚を購入する人たちは、市販のデスクが気に入らないこだわりのある人たちらしく、デスクにかける予算がそもそもわたしとは違う。
それに比べてわたしは、たまたま使いみちのない座卓の天板をこのまま置いておくのも捨てるのも忍びず、どうにかして使いたいと思っていただけなのだ。だからといって、もちろんそのためにお金をいくら使ってもいいと思っているわけではない。できるなら支出もなるだけしたくない。
ところが、手持ちのものを捨てずに活用しようとすると、必要以上にお金がかかる現実に、もやもやするばかりなのである。
DIYする道具に思いのほかお金がかかる
今回苦労したのが天板に脚を取り付けるための穴をあけることだった。
天板に直にネジを留めるのではなく、まずネジ穴のナットを埋め込んだほうがいいという。
ネジ穴ナットというのがこちら。
ご覧のように先がとがってないので、あらかじめこれを埋め込むためには、1cm以上の大きな穴をあけないといけない。しかし、うちには電動ミニドライバーしかない。
そこで先のとがった太いネジを手持ちのミニドライバーでねじ込んで穴を開けてみるも、上記のナットを埋め込むのには気が遠くなるほど手間と時間がかかりそうだとわかって断念。
太いネジでこじ開けた穴に、直接鉄の脚に付属のねじをねじ込んで、脚を取り付けることにした。
穴を開けるのに使用したのはこんなネジ。これは一つあればいいので、近所のホームセンターで購入。穴ネジにしろこのネジにしろ、こうした部品も結構お高い。
脚に付属のネジはこんなの。
四角い鉄の脚を取り付けるネジなので、そこそこ大きい。手作業で苦労してこじ開けたネジ穴に、ひとつひとつネジを締めていくのはたいへん……。
作文教室用にはじゅうぶんな机ができたけれど、穴ネジを取り付けていないので、将来ネジが緩んでくる可能性はある。穴ネジが無駄になったことも残念。
それもこれも、大きな穴を開ける電動ドライバーさえあればすむことだった。それがなかったばかりに、ずいぶん時間をかけて苦労したあげく、部品を無駄にし、仕上がりにも妥協する羽目になった。
まあどうにかこうにか、安定した机がとりあえずできてホッとした。
DIYって結局、道具を揃えたこだわりの趣味人がするものなのか。道具がレンタルできるところもあるけれど、思っているほど手軽でなかったりする。手持ちのものを活用するのに、お金がかかり過ぎるのはなんだかもやもやする。
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