高価な片頭痛薬に待望のジェネリック医薬品があるということを知ったのはつい最近のこと。行きつけの薬局でもらう薬の説明書きに後発情報として次のように掲載されていたのだ。
アマージ錠2.5mg(薬価825.9円)に対し、当薬局に在庫がある後発品はナラトリプタン錠2.5mg「KO」(薬価324.5円)です。
早速主治医にジェネリックに変えてもいいかと聞いてみると、「もちろん」と快諾。処方箋には「アマージ」という商品名ではなく、わざわざナラトリプタン錠2.5mgと一般薬名に変えてくださった。
処方前の確認なし?
わたしもジェネリックに変えてくださいと事前にお願いすればよかったのだが、処方箋にアマージと書かれていなかったので、当然ジェネリックにしてもらえるものと勘違いしてしまった。
すると、どういうわけか当然のように「アマージ」を処方されて戸惑った。
「あの、アマージじゃないのにしてほしかったんですが。」
と言って、先の後発情報が掲載された紙を見せると、「お待ちください」とざわざわし出した。
結局、在庫があると掲載されている薬はないという。そんな事態は想定していなかった。
しかも、半錠にしてもらっているわたしの場合、ジェネリックも同じように半錠にして処方していいものかどうか確認できないと言うのにはなんだか合点がいかない。ジェネリックの主要成分量は同じはずで、効くか効かないかを判断するのは患者自身のはずだからだ。確かにこの頭痛薬にかんしては、約半分くらいの人が効きが悪いと言って先発薬に戻ると聞いた。しかし先発薬半錠を後発薬半錠に変えて処方するのは何の問題もないはずである。
ないものをあると掲載していたことについては何も触れず、アマージ半錠で効いているんだからいいじゃないかという始末。半錠にカットしたアマージをいまさら「いりません」とは言わせないといった様相なのだ。
今回もらったお薬の説明にも変わらず後発情報が掲載されている……。これまでジェネリックの希望者がひとりもいなかったとは思えないのだけれど。
その場は解せぬまま引き下がったけれど、思い返すたびもやもやする。薬局変えようかな。
少しでも安いほうがいいと思うわたしもわたしだが、ジェネリックを選ばせてくれない薬局も薬局である。
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