ときどき空回りしていた洗濯機、強烈寒波でいよいよヤバい異音を発するようになったので買い換えた。今回も同じシャープの孔なし槽7kgにしたので、同じようなものだろうと思っていたが、10年も経過すると、細かい部分の勝手が違ってて戸惑った。
洗濯槽がコンパクトに
店頭でも洗濯槽がなんか小さい気がしていたが、実際小さくなっている。
電動機定格消費電力というのが大きくなっているところが気になった。これは消費電力というのと違うらしい。新型でいうと、100V50Hzでは、電動機定期消費電力390Wの90%、351Wの消費電力になるように作られているということなんだとか。どんな状況でも390Wは越えないという意味のようだ。もう一つ460Wとあるのは、100V60Hzの地域の数値である。
実際の消費電力は不明。新しくなって節電できるわけではなさそうな点は残念だが、節水はかなり期待できる。洗濯槽が小さくなったので、これまでと同じ洗濯量がこれまでより少ない水量で洗えるようになった。その分洗剤も節約できる。贅沢にすすぎたい石けん洗濯に向いているかもしれない。
運転時ロックの不都合
この頃の洗濯機の仕様はこんなふうに変わってしまったのだろうか。
以前の洗濯機は、脱水時しかロックがかからなかったのだが、新しい洗濯機は動かすとロックがかかる。これではぐるぐる洗っているようすがまったく見られない。安全面に配慮したのだろうが、これは非常に迷惑な改変である。一時的に解除できるとか、せめて選べるようにしてもらえないものか。
専用のバスポンプが使えなくなって市販のポンプで給水するとき、洗濯機を運転できないと非常に不便。以前も専用のバスポンプが壊れてわざわざ専用ポンプを買い替えたものの、本体側で作動せず、結局使えなかったことがあった。
市販のバスポンプも壊れるのはポンプではなく電源コードのほうだ。ポンプ自体は案外丈夫である。肝心のコードが洗濯機の本体に内蔵されている専用バスポンプは数年で壊れて使えなくなる可能性が高い。専用バスポンプの故障でわざわざ修理なんかしてられない。今度もいずれ市販のバスポンプを使うことになる気がしている。
簡単に部品交換できない専用バスポンプなどいい迷惑だ。専用バスポンプはいらないからその代わり、市販のバスポンプで給水する際、ロック解除して運転できるようにしてもらえないだろうか。
洗いのようすが見られないのは、粉石けんの加減を見るのにも不便である。わたしは自動コースは使わない。自動で全部やってくれるのは便利なようだが、好きなように調整できないのはかえって不便だ。
ホームベーカリーも自動コースではなく、個別にようすを見ながら作る方が断然うまくいく。それぞれ使っている環境が違うのだから、事細かに調整できるほうが使い勝手がいいこともある。自動化を充実させるのもいいが、個別設定できる自由度がほしい。
新しい洗濯機で唯一便利だと思ったのは残り何分という表示だろうか。
洗剤ケースがなくなったのもよかった。糸くずフィルターの上に投入口があるが、わたしには不要だ。
また10年、大事に使いたい。
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