稼いでいない主婦は、自由時間がいっぱいあるように思われがちなのは心外です。
家事って、片手間にうまくこなせるほど甘くない。
さらに、たいていの主婦は、家事以外に介護や育児、就活、病気など、さまざまな事情を抱えているものなんですよね。
で、ほとんどのものは時間が決まっていません。でも、確実に拘束されるところが厄介なんですね。
「規則正しい生活」がいいわけ。
どうしてみな、規則正しい生活をすることにこだわるのか、よくわからない時期がありました。
時間が決められていないことだったら、できるとき、やりたいときにすればいいんじゃないか? って思っていました。わざわざ時間割を作って、規則正しくするなんて、なんだか窮屈で息苦しい気がしていたんですね。
でも、いろんなことをこなす中で、あんまり行き当たりばったりだと、かえって効率悪くて疲れてしまうことに気がついたんです。
自由気ままにしていると、毎日てんでバラバラに過ごしているかと言われたら、案外そうでもない。ほうっておいても何となく習慣化してくるものなんですね。そのほうがラクだからなんでしょうね。で、どういうわけか、悪い習慣ほどクセになって身につきやすい。
その一つが夜更かし。これは意識的に調整しないと人間のからだはずれていくようにできているらしいですよ。また、その調整が難なくできる人と、非常に困難な人がいるようです。自分のタイプをだいたい知っておくといいですよね。くわしくは、この本で。
悪い習慣を絶つのもまた規則正しい生活の習慣化しかないんですね。規則正しい生活は、結局からだにとってラクってことなんです。毎日激動で波乱万丈な生活をするよりも、何となくでも決まった同じリズムのほうがいいってことは、感覚的にわかりますよね。
「規則正しい生活」が破綻しやすいわけ。
できない生活は習慣にならない!
ほうっておいても習慣化する傾向があるのに、どうして規則正しい生活は身につかないのか?
ここでいう「規則正しい生活」というのは、
- 早寝早起き。
- 決まった時間に栄養バランスのとれた食事を腹八分。
- 決まった時間に適度な運動。
といったぐあいにとんでもなく理想的な生活のことをイメージしてしまうんですね。どうして「規則正しい生活」というと、みな同じような感じになってしまうんでしょう。
でも、交代勤務している人に早寝早起きはできませんよね。それと睡眠リズムにはたいへんな個人差があり、この調整の困難さも人それぞれです。早寝早起きがいいとは言えないんですね。
また、決まった時間にバランスのいい食事なんて、実現可能な人はいったいどのくらいいるんでしょう。
運動嫌いなわたし、決まった時間に運動なんて、とうてい続けられそうにないです。
できそうにないことをスケジュールしても、まったく意味がありません。イメージの中だけにある「規則正しい生活」は、破綻しないほうがおかしいんですね。
ほぼ日手帳といっしょに愛用してます。
【メール便可】ライフLIFE ピスタチオA6方眼
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ほぼ日手帳オリジナルと同じA6サイズの5mm方眼手帳。このサイズでこの枚数のがなかなかなくてやっと見つけた。糸綴じでラインが薄いところがいい。ほぼ日手帳は3.7mm方眼で、ダイアリーにはいいのだけれど、いろいろ書くにはちょっと窮屈ではみ出していたから重宝しそう。ほぼ日新発売の分冊版avecとセットにして使う予定。
依存しやすいものは自然に習慣化する。
悪いことほど習慣化しやすいのは、やめたいのにやめられない依存状態にあるものだからです。
ギャンブル・たばこ・お酒・甘いもの・インターネットなど、ほかにもいろいろたくさんありますよね。こういうのは、規則正しくしようと思わなくても、絶えずやりたくなって、かんたんに習慣化できてしまう。
だから、こうした依存しやすいものごとと、適当な距離をおき、やりたい放題にならないでうまくつきあっていくためには、本当の意味での規則正しい生活の習慣化が必要になってくるんです。
また、苦労なく習慣化されやすいものごとほど、健康で快適な生活をもっともジャマするものになるんですね。
そうした邪魔モノと対抗するためにもまた、実現可能でしぶとい本当の「規則正しい生活」を見える化することが重要なんです。
次回、実現可能な「規則正しい生活」の見える化について書きたいと思います。
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