副業可っていうのは「満足に給料払えません」ってことのような。
「いい暮らしがしたい」という夢はとっくにない。「生活していければいい」と思う。
派遣会社が中抜きする金額
派遣社員から正社員になった人が、仕事は同じなのに給料が2倍になってびっくりしたという。派遣会社ってどれだけ搾取してたんだって憤慨してた。
じつは、派遣会社はいうほど儲かっていない。
派遣会社は、派遣社員の社会保険料のほか、有休や交通費など最低限の福利厚生費を負担しなければならないからだ。しかし、少しでも多くの手数料をとろうとしていることだけは確かである。
派遣先企業が実際派遣会社に支払う給料の相場は知っておいて損はない。同じ仕事をしている同じ派遣会社の派遣社員でも給料が違うことは珍しくないからだ。交渉次第という面があるので、調べられる人は調べてみるといいかもしれない。
企業は正規社員を雇うより、派遣社員のほうが安上がりだから利用しているのである。派遣社員をたくさん使っているような企業に余裕なんてあるはずがない。つまり、企業も派遣会社も派遣社員も誰も儲かっていない、というのが現実なのだ。儲かっているのは、好きなように搾取できるほんのわずかな上澄みの層だけ。それが今の世の中の仕組みらしい。
中にいるほとんどの人は、がむしゃらに働いても儲からない時代になっている。
だったらちょうどよく働くにはどうすればいいのか。
誰もが事業主になる時代が来る!
雇用される労働者が守られ保護される時代は終わってしまった。もはや雇用主に労働者を守る余裕はなく、その生活に責任を持たなくなってきている。たとえ正規雇用であっても、終身雇用や年功序列が失われた企業で安定して働ける労働者はいない。
おそらく、今すぐ活躍できる優秀な人材の取り合いで、企業は消耗していくだろう。
企業に都合のいい、今すぐ使える優秀な人材がどこかにいると思っているのは、企業の妄想に過ぎない。そんな人はどこにもいないのだ。人は人とのめんどくさい関係の中で成長するものだからだ。
これからは自分でできることをできる範囲でやっていこうとする人が増えるように思う。そうするしかなくなってくるからだ。とくに年長者は、自分で何かするよりほかに働くところがなくなりそうだ。定年のある低賃金労働者として働くのはそこそこにして、自分でできる小商いでもしようかと考えるのは自然なことである。
個人事業は、拡大成長することを目的にしないことが重要だ。赤字回避と持続運営を目指し、無駄な競争で消耗せず、どうにか楽しく生きていける程度に働くというスタイルにしていくのがいい。
そのためには、生活コストを見直して、無駄に消費しない「小さな暮らし」を目指すことも大切になってくる。「せこい」とか「ケチ」とか言われても腹を立ててはいけない。地球環境に負担をかけない、人の為になる暮らしをしていると思えばいい。
たいへんな時代になりそうだけど、愉快に暮らしたい。
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