カシミヤのセーターやコートを長年着まわすのはなかなか難しい。手入れが大変だし、デザインに流行もあるし、体型が変ってサイズが合わなくなることも考えられるからだ。洋服を一生ものにするのは簡単ではない。
その点、カシミヤやシルクのストールはなんだかんだいって重宝するのではないかと思う。一時的に地味に感じたり、逆に子どもっぽいと思っていた明るい色柄なんかも、ある程度年を重ねてくると、ふしぎと守備範囲になってきたりして。
カシミヤストールが地味な服装を明るく元気な印象に
洋服をあまり持っていないわたしは、いつもだいたい同じ格好になる。それで不都合はないんだけれど、ストールを巻くだけで、ずいぶん気分が変わる。洋服に気をとられ、ストールなどの小物をじょうずに使いこなせるほどおしゃれがうまくないわたしだが、手持ちのカシミヤやシルクのストールには長年重宝している。
「いつも同じ格好だと思われてはいけない」という謎のルールに縛られていた頃、洋服をとっかえひっかえすることが不潔でないことの証のように思っていた。身だしなみってそういうのと違うのにね。周囲を不快にさせない最低限の配慮が身だしなみ。それはいくつになっても大事。
そのためには、自分が快適で機嫌よくいられる服装が一番だ。
カシミヤのストールは、変わり映えしないいつもの服装をちょっと元気にしてくれている。
カシミヤストールの実用性がすごい
カシミヤのストールはとにかくあたたかい。わたしにはこの防寒の実用性が何よりもありがたい。さらに気持ちよい肌触りは、年をとって乾燥敏感肌になった首回りにとてもやさしく、軽くて疲れないのも嬉しい。
洋服と違い、ストールは自分で洗っても型崩れしない。だから膝かけや肩掛けに、あらゆるところで気軽に大活躍してもらっている。洋服だともったいなくてこうはいかない。
お気に入りのカシミヤストールを1枚選ぼう
洋服をいろいろ揃えるより、お気に入りのストールを何枚か持つ方が安上がりかもしれない。
今はネット上に巻き方がいろいろ紹介されており、おしゃれ上級者はストール1枚でいろんな着こなしをしている。
この頃はカシミヤ風の化繊やフェイクファーなんかもよくできていて、必ずしも本物のカシミヤでなければいけないってことはないのかもしれない。
いずれにせよ、とっかえひっかえ消費しないで、なるべく気に入ったものを大事に長持ちする暮らしがしたい。
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