キレイ好きな人は、毎日気がついたところをちょこっと掃除していると言います。ふだんから汚れたらすぐきれいにしているので、汚れがたまりにくく、掃除がラクになるとか。
とはいえ、ふだんは仕事で忙しく、そんなマメなことはしていられない、という人もいますよね。ちょこちょこと言っても、あっちもこっちも複数あったりすると、けっこうバカになりません。週末ゆっくり掃除するほうがいいという人もいるでしょう。
実際、どっちが効率よくラクにきれいになるのか、検証してみました。
ついでにできる掃除を見極める。
ちょこちょこ掃除すると言っても、人それぞれ習慣にしやすいものとそうでないものがあります。
習慣にできるちょこっと掃除とは?
お掃除じょうずな人たちは、使ったらそのあとすぐにささっと掃除する、と言いますよね。それをいきなり全部見習おうとしても無理だと思うんです。
たとえば、洗面所を使った後、ささっとふき取りするにしても、朝、余裕なく急いでいるのが日常になっている人には、なかなかむずかしいですよね。
ですが、かんたんに習慣にしやすいちょこっと掃除が、誰にでも一つや二つは見つけられます。
ふだんの動作のついでにできる掃除
習慣にできるかできないかの目安は、ふだんの動作に、無理なく組み込めるかどうかです。
掃除の達人たちが何の苦労もなくきれいにしているように見えるのは、一日中掃除しているからではありません。掃除は、日常の動きの中に、ついでに行うものとして習慣化されているからです。
たとえば、料理のついでに、鍋は使ったあとすぐ熱いうちに、汚れをさっと落とすといった動作は、比較的誰でもできそうなことですが、案外実際に実践している人は少ないのではないでしょうか。
料理のとき、鍋がいつでも洗えるように、流しを開けておくことや、洗った鍋をすぐ収納できるようにしておく、といったくふうも大切です。作業の流れの中で、ついでにきれいにできる掃除を見つけ、環境を整えていきましょう。
鍋洗いなら、もう習慣になってるよ、という人は、コンロ周りなんかどうですか? 熱いうちに、さっとひと拭きしておくと、年末の大掃除がぐっとラクになります。専用のふきんをそばに置いておくのもいいですよね。
トイレは、使う度ではなく、一日一回、床だけや便器だけなど、5分以内でできる掃除を一つする、という具合に、できそうな範囲を区切るのも方法です。
棕櫚のほうきは、畳や床をキズ付けにくく、細かなホコリを取り除けます。気になった時にすぐ掃除。 |
汚れが目立つところだけ掃除する。
生活評論家で、家事サポートサービスを経営し、そうじのカリスマと言われている沖幸子氏は、一日中掃除をしていて、自称キレイ好きな人のおうちが、それほどきれいに見えないことがある、と述べていました。
掃除って、隅から隅まで完璧にすることよりも、きれいに見えるように掃除することが大事なんですね。ただ、自分が気になったところを一生懸命掃除するのではなく、人の目につくところだけを、重点的に掃除することを心がければいいというわけです。
もちろん、人の目というのは、家族の目も含まれています。うちの場合だと、
- 玄関まわり
- 洗面所・風呂
- キッチン
- 階段
- 部屋の隅やドア周辺
といったところでしょうか。まずは目立つところからとりかかるようにするといいですよね。
ちょこっと掃除の時間と場所を決めよう。
掃除は、計画的に行うと、習慣になりやすいようです。
わたしは、まだまだ小ぎれいに暮らす生活が身についているとはいえません。
ちょこちょこ掃除では間に合わない部分がいろいろあるんですね。徐々にものを減らし、ちょこっと掃除がしやすいように、環境を整えているところです。体力のあるうちに完了せねばと思っています。
週末や年末にまとめて掃除する派も、ちょこちょこ掃除を部分的にでも取り入れてみるといいのではないでしょうか。
毎週、どこもかしこも掃除しようとすると、負担が大きいですからね。どういうサイクルで掃除するにせよ、掃除の場所と時間を決めて、計画的に行い、できるだけ体力を消耗しないようにしていきたいですよね。自分の生活スタイルに合った掃除習慣化をめざしましょう。
春は、掃除や片付けに意欲がわく季節です。あなたもマイ掃除システムを構築してみませんか。
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