お金持ちになる秘訣は、みんながお金を使いたくなるときに節制し、世の中が緊縮ムードのときにお金を使うことだという。
つまり、一般の人と反対のことをしないといけない。
これは意外とむずかしい。
年末年始は注意?
クリスマスにお正月、何かとスペシャルな行事が続くと、「たまにはいいか」と財布のヒモが緩みがち。
緩める余裕もないはずのうちでさえ、何となくいつもの調子でいられなくなる。
「こんなときでも、流されないで必要以上のお金を使わないしっかり者がいるのだわ」と、この頃ふと思ったりする。
裕福な人は、みんな華やかで贅沢な暮らしをしているように思うけれど、それは一部の有名人だけで、裕福さをアピールしたところで得にならない無名の富裕層は、意外と地味で堅実に暮らし、ますます財を増やしていたりするのだわ、などと妄想する。
というのも、数十年の人生を富裕層のまま全うできる者は多くないらしくて、お金持ちが一生お金持ちのままでいるのは案外難しいもののようで、資産を維持している人たちというのは、それなりの知恵と努力をしている一部の者に限られているとかなんとか。
ほんとかいな……。
そもそも富裕層の地味で堅実な暮らし、わたしが思っている地味や堅実と同じかどうか、まったく自信がない。
本物の地味な富豪の本
生活レベルを落とせるか?
お金を貯めたいなら、生活レベルの低い地域で暮らしたほうがいいという話をよく聞く。
確かに、まわりがお金持ちばかりの地域だと、つい見栄を張りたくなったりして不経済だ。
でも、生活レベルを落とすというと、なぜか抵抗を感じる。
生活レベルが低い地域というと、唐突にスラム街的な怖いイメージを持ってしまうせいかもしれない。防犯などに、かえってお金がかかるという説もある。
そんなことを言ってるわたしですが、俗に柄が悪いと言われる地域で、いろんな人を見ながら育ち、おとなになるまで、それがあたりまえだと思ってたものでした。
柄が悪いのと生活レベルが低いのとは、ほんとは直接関係ないんですが、何かといっしょくたにされることが多かったりします。
そういう極端なコワイ地域に住まなくても、とにかく「生活レベルを落とす」という表現がどうもよろしくない。
そこで「暮らしのダウンサイジング」とか「小さな暮らし」などと言うようになったのではないか、とわたしは思う。
そのほうがはるかにおしゃれっぽいし、健全な感じがする。
いずれにせよ、「衣食住の無駄をなくす」と言えばよさげですが、これまた無駄がなさ過ぎるのも情緒がない。
無駄がない効率的過ぎる暮らしは、疲れるだけのただの貧しい暮らしになるおそれがある。
たぶん、ここのさじ加減が暮らしの豊かさを左右している気がします。
でもまあ、昔ほど世間一般に合わせようと必死にならず、我が道を行けばいい時代になってきているのだとしたら、それは悪くない傾向ではないかと思います。
うちもそこそこクリスマスやら年の瀬を楽しんで、無事新年を迎えられたら幸せです。
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