収入は減る一方なのに生活コストは上がっていくばかり。これはいけない。どうにか生活コストを下げねば。そう思っては家計を見直すのだけど、もうこれ以上は無理ってとこまでがんばってるよなぁ、ってため息。
「生活コストを下げる方法」と検索して出てくるような一般的なことは、だいたい実践済みである。
しかし、世の中にはとても真似できないつわものがいる。
これぞ働き方改革か
家賃や住宅ローンのために働き続けることに素直に疑問を感じ出した若者は強い。
この日本でも、住まいを持たず、あえて車で暮らす人がいる。「バンライフ」というらしい。なんかおしゃれじゃないか。家賃を払えなくなって、仕方なく車で暮らしている人がいることは知っていたが、こういう前向きな人もいることに驚いた。
このほかにも、なるべく働かないことを目的にしていて、とにかく衣食住にお金をかけない暮らしを実践している人たちがいる。そうしたふつうと違った暮らしは興味深い。だから暮らしぶりをブログやSNSで発信している人が少なくない。海外での暮らしや旅のようす、節約生活や投資生活の記事はおもしろい。
若いし、ひとりだからできると思いきや、子どものいる家族や夫婦もいるし、中にはそれほど若くない人もいる。
働けど働けど、わが暮らし楽にならざりじっと手を見る
というのとかなり違ってきていることは確かだ。
むしろ、なんでそんなに働かなあかんねん! といった感じの開き直りが清々しい。
働かざる者食うべからず
で育ったわたしにはまぶし過ぎてうらやましい。
生活コストを抑えて暮らすには
生活コストを下げることは、生活レベルを落とすことだという考えがある。そういうところも確かにある。
現在の日本の夏はエアコンなしではかなり厳しいし、スマホがないと就活も難しいと聞く。このように、以前はなかったコストが当たり前のコストになった。
その一方、暮らし方や働き方が多様になりつつあると言えなくもない。資金を貯めて投資生活をするために、家賃2万円のアパート暮らしをするのもありだし、衣食住をとことん切り詰めて、なるべく働かない生き方もある。とはいえ世間体や常識にとらわれずに暮らすのには、今も覚悟や勇気がいる。さらに健康でなくては難しい。
しかし、できないことはできない。
稼ぐことにも努め、コストカットにも努め、なんでも命がけでがんばることが美徳という価値観もあるが、心身を壊しては何にもならないという価値観もある。
いつの世も切り詰め可能な生活コストを模索しながら生活を見直していくことの繰り返しだったのではないだろうか。
生活コストは、どんなときも苦労しながらコントロールしていくしかない。
スポンサーリンク