年々年もとるし、収入も減るしで、暮らしの見直しを迫られて、小さな暮らしを目ざしているのだけれど、そんなとき、ひっかかってくるのが生活の質問題なんですよね。
お金は使いたくないけど、生活レベルも落としたくない、などと思ってしまう。
収入が多少増えても支出増で生活苦は改善しない
エアコンもスマホもあたりまえの現在、最低限必要な生活コストが上がり続けてることに意外と気づいていないのではなかろうか。
暮らしを多少質素に改善するくらいでは、とても追いつかない。
質素のレベルが上がってきているんだから。
だから収入を増やそうと躍起になっても、生活はラクにならない。
ということは、やっぱりどこかで何かしらコストカットせねば、そのうち回らなくなるのは明らかだ。
ほんとは貧困層レベル、と薄々思いながら、それとは気づかれない暮らしを装い、つい無理してしまうのは、いったいどういうわけなんだろう。
いくらかの見栄か、自分の身の丈サイズを見失わせる世の中の仕組みが悪いのか、はたまた「生活苦は自己責任」とののしられるのを避けるためか……。
などと分析してみたところで何の解決にもならない。
この秋にはいよいよ消費税も10%になる。
本気で生活コストをカットするときが来ている。
今すぐできる住コスト削減
断然持ち家派だったわたしでしたが、阪神大震災で損失の憂き目に合って以来、この災害の多い日本で住宅にお金をかけることに疑問を持つようになりました。
とはいえ、日本の住コストは高い。
借りるコストも大きいったらない。年齢を重ねるにつれ、その負担が重くのしかかってきます。高齢者になると、借りるのも難しくなるという問題も。
住まいについては、簡単にどうこうできることではないので、心配してもどうにもならない。
ただ、どこに住むにせよ、持ち物は少ないに越したことはない、ということだけは確か。
自分の持ち物を少なく、身軽になる!
それが今すぐ始められることではないか、と気づいたのでした。
と言って、今すぐ全部捨てようとがんばってはいけません。
すぐ嫌になって放り出すのがおちです。経験済み。
わたしは、今の住まいより狭いところに引っ越す「引っ越し妄想」しながら持ち物を厳選。
「引っ越し時に処分」するものをまとめる感じで片づけてます。
避難所や旅行に行くときの準備をイメージしてもいいかもしれない。
カッコいい旅人ほど持ち物が少ない。
「最小限、何があればだいじょうぶか」をいつも考えて持ち物を減らすように心がけるようになると、必要ないモノを買ってモノを増やしたいと思わなくなった。
家賃や住宅ローンなど、住コストそのものをどうにかすることはなかなか困難。
でも、持ち物を減らすことは、その気になれば誰でも取り組める。
たかが持ち物の片づけと思うなかれ。掃除コストや買い物支出、さらには光熱費を減らす可能性まであることを知らない人があまりに多い。
今の世の中、収入を増やそうとがんばっても、かえって支出が増えるだけで生活はラクになりません!
そのがんばりと苦労、余計なものを買わされないように用心し、自分に必要な持ち物を厳選しながら生活コストの増大を抑えることに回したほうが賢明ではないかと。
とりあえず今できることってそれぐらいなんですよね……。
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