化粧品会社「ポーラ」の実験。
いつも「お母さん」とか「ママ」と呼ばれている女性を対象に、夫に妻の名前を呼ぶように依頼したところ、女性の幸せホルモンが明らかに増えたそうです。
オットも「パパ」と呼ばれるのが嫌だった
うちの場合、オットはずっとわたしのことを結婚前から変わらず名前で呼んでくれてます。ところがわたしは、子供が生まれてからオットのことを「パパ」と呼ぶようになったんです。オットが不満を持っていることは薄々知っていましたが、そんなに深刻に受け止めてませんでした。
それまでわたしはオットのことをずっと苗字にさんづけで呼んでたんです。職場が同じだった名残です。
結婚して同じ苗字になり、自分にさんづけしているような奇妙な状況に多少違和感を覚えつつ、そのままの習慣で苗字を呼び続けていたんです。
それが出産を機に、自然と「パパ」に変わってしまったんですね。
幸せホルモンの話をすると、オットは「パパ」よりも以前のように苗字で呼ばれるほうがいいと言い出しました。思いのほか強く言われてびっくり。
わたしの幸せホルモンは、オットのおかげで減っていないけれど、自分の幸せホルモンは「パパ」と呼ばれているせいで減っていると言わんばかりです。長年の不満を感じた一瞬でした。それ以来、名前で呼び続けてくれたオットにものすごく申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
言い訳させてもらうなら、オットの名前はわたしの父の名前と同じということもあり、なかなか名前では呼びづらかった経緯があります。今思えば、名前が嫌なら「てっちゃん」とか「こうちゃん」といった呼び名やニックネームにすればよかったんです。でも、正直当時は呼び方がそれほど大事なことだと思ってなかったので真剣に考えなかったんですね。
この年になると、今さら呼び方を変えるなんて気恥ずかしいものです。だけどオットの幸せホルモンの増減に関わるとなるとこれは一大事です。
悶々とした思いでいたら、「今日から親孝行の孝だからコウちゃんと呼びます!」と、あっさり宣言している夢を見た。
これ幸いと、オットに夢のお告げの話をし、めでたくオットは「コウちゃん」と呼ばれることになったんです。
いい大人になってから、これまで呼ばれたこともないようなちゃん付けで呼ばれることになったオットは、はたして幸せになれるんでしょうか?
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