「腹八分」がいいというのは疑いようがないことのようですが、食事の回数にはいろんな意見があります。寝かせ玄米生活では、1日2食が理想なんです。空腹時間を12時間以上持つことがからだのリセットのために大切だからなんですね。
一方で1日3回~5回、規則正しく食べたほうがいいという専門家もいます。空腹時間が長いと、ドカ食いして中性脂肪がつきやすく、血糖値も上がりやすくなるからだそうです。
どっちも説得力あります。どっちがいいんでしょう……。
1日2回「寝かせ玄米生活」のとくちょう。
寝かせ玄米生活では、食事の質を重要視します。食事の質とは、きちんと代謝できる内容の食事をとるということです。食事の質は、一概に量やカロリーでは測れないという考え方です。
何をどれだけの割合で食べるとちょうどいいかというのは、人間の歯の構造と消化酵素を見ればわかると言います。
人間は肉も草も穀物も食べる雑食ですが、その割合は穀物をすりつぶす臼歯が62.5%、植物を噛み切る門歯が25%、肉を噛みちぎる犬歯が12.5%。
だから、米6:野菜3:肉1の割合がよいとされています。
雑食の人間は複数の種類の消化酵素を出しますが、中でも米をはじめとする穀物やいも類などの炭水化物を消化するための酵素「アミラーゼ」の活性化がもっとも高い
こうした自然のしくみに従うのが一番理にかなっているという考えです。
「寝かせ玄米生活」に向いている人
日ごろの食事の質に注意できる人でないといけません。日常は玄米食中心のかなり質素な食事です。もちろんたまにはごちそうや甘いもの、お酒なんかも楽しんでいいのですが、そうした食事はあくまでも特別な日だけとします。だからこそ楽しめるという考えです。
玄米はとくに制限しなくても、そんなにたくさん食べられるものではありません。ですが、玄米をしっかり食べているので腹持ちがいい。だから1日2食の腹八分目が無理なくできるという理屈です。
だんだん年をとってきて、バカ食いできなくなってきた人にはいいです。でも、外食中心の人や食事が不規則な人なんかは現実的に実践するのはむずかしいかもしれませんね。無理をすれば、ドカ食いを招きかねません。それでもどうしても「寝かせ玄米生活」のほうが好き、という人は、寝かせ玄米のおにぎりを持ち歩いて、小腹がすいたときは我慢しないで食べるようにするといいですよ。
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1日3回~5回の食事方法のとくちょう
1日3回~5回に分けて、できればだいたい同じ量食べるようにするといいそうです。これは長時間の空腹時間を作らないようにして血糖値の急上昇を避け、中性脂肪がつかないようにするというかなり現実的で現代的な食事方法。
これはゆっくり食事がとれない多忙な現代人の生活にマッチした食事方法です。時間がないわりに、ストレス解消のようにドカ食いしてしまう人や、深夜にこってり系の食事をとる人、小腹がすく夕方に食事代わりにおやつをいっぱい食べてしまう人など、食生活に問題を抱えている人たちも比較的取り組みやすい方法です。
分割して1回ごとの食事の負担を軽くすると、食事を規則正しくとりやすくなります。
残業前の大量のおやつ食いをやめ、ちょっとした時間でも手軽で簡単なコンビニのおにぎりみたいなものでいいからちゃんと食事としてカウントできるものを意識して食べるんですね。何となく無意識に口に入れて食べたことも忘れてしまうような食生活をやめるのがねらいです。
今すぐダイエットしたい人、過食が習慣になっている人、おやつがやめられない人などに向いています。
好きな方法、やりやすい方法を「続ける」
何でも続けるのがたいへんなんですよね。だから少しでも自分が続けやすい方法、一部でも取り入れられそうなところのあるものを選んで、とにかく3週間やってみてはいかがでしょう?
わたしもなかなか食事が規則正しくできなくて、2回だったり3回だったりしています。小腹が空いたら間食しないで寝かせ玄米のおにぎりや味噌汁でしのぐようにしてます。市販のお菓子はなるだけ減らして、きなこもちとか甘い紅茶で我慢。でも、やっぱりお菓子が食べたくなるんですよね。せめてドカ食いしないようにしないとって思ってます。
続けさせるプロの続ける技術を参考にしてみませんか?
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