プチＤＩＹ！工作的二重窓で防寒・防結露対策。

うちは古家なので、冬はとにかく寒い。

かんたんに低コストで二重窓にする方法はないものか？ 調べてみたら、けっこう自作している方がたくさんいました。で、わたしもやってみたいと思ったのがもう数年前。これがなかなかむずかしいんです。

ＤＩＹ、市販の二重窓より安いけど。

ちまたでは、ＤＩＹ女子が増えているそうですが、それはなんと言っても安く自分のおうちに合ったオーダーメイドのものができると思うからですよね。それが甘い！

あたりまえですが、材料費が馬鹿にならない。

木材

窓枠を作る木材。ふつうにホームセンターで適当にきれいなものを選んで揃えたりしたらたいへんな額になることが判明。カットしてもらうとさらにお金がかかります。

目隠しシート

ガラスや透明プラスチックは高価なので、ＤＩＹでよく使われるのが目隠しシートといわれるものです。実はこれもとくに安いものではありません。ガラスや透明プラスチックより安いというだけのこと。窓や扉に使用するとなると、それなりの量が必要です。そうなると、やっぱりまとまった額になります。

技術と道具

おうちというのは、ゆがんでいます。まっすぐにはできていないんですね。古いおうちだとなおさらです。何となく想像はしていたのですが。窓枠のサイズをはかって木材を組んでも、大きくてはまらなかったり、すき間ができたりするので、調整しないといけないんですね。木枠を作るのってむずかしいです。

枠を一から作るのがむずかしいので、古い障子の建具やフォトフレームを使ったりするアイデアもあります。これはこれで、ちょうどいいものがある場合はいいですが、わざわざ購入するとなると、やっぱり費用がかさみます。

廃材を格安で分けてもらって材料費を抑えるという手がないわけではありません。でも、こうした格安の材料費をうまく活用するには、木材を切ったり磨いたりする道具がなければ使えません。また、いい木材を分けてもらえるのは、日ごろからマメなおつきあいをして信頼関係を築いているような場合がほとんどです。飛び込みで都合のいい木材は、まず手に入りません。趣味でＤＩＹを極めたいならともかく、誰もができることではないですよね。

一般家庭にも、あると便利な工具たち。

たぶん一番安い電動ドライバー。小さな穴も開けられます。短いコードなので、延長コードを用意するといいですよ。年に数回使う程度の一般家庭ならこれでじゅうぶん。あると便利です。

ＤＡＩＳＯダイソーの工作用ホッチキス（タッカー）

ネットのタッカー比較で、安いのに一番の性能と評判。税込み３２４円。針は、別売りの専用のものより、マックスのＴ3-6Ｍがいいそう。地域によっては手に入りにくい人気商品なんだそうですが、わたしの地域では余裕でした。これがあれば、プチＤＩＹならクギ不要。

ある程度、失敗と練習を覚悟。

わたしも、はじめ、技術がないので、くぎを使わなくても木が組めるような部品を使ったんですね。そのおかげで高い材料費になってしまいました。できるかどうかもわからないのに、いっぺんにたくさんまとめて材料をそろえたのも失敗でした。そのあげく、結局うまくできなくて挫折したんです。簡単にできる部品を使っても、それを使いこなせる技術すらなかったんですね。微妙にゆがんだ窓枠にぴったり合わせる調整ができなかったんです。これにはすっかり落ち込んでしまいまして、ＤＩＹはこりごり、ということになってしまったんです。

今から思うと、一回でうまく作ろうと思ったのがいけませんでした。家具を作るような場合は、サイズどおり作ればうまくできますが、窓枠はそんなわけにいかない、ということが前回の失敗でよくわかりました。

こんなわたしでも、お金をかけずにできる方法はないだろうか？

再び考えてみました。寒いのは嫌ですからね。

薄い工作用木材で窓枠づくりに再挑戦。

そこで、今度は、１００円ショップで手に入るような、もっと薄くて安い工作用の木材で窓枠を作ってみることにしました。木材自体がゆがんだりそったりするぐらい薄いので、調整はしやすそうです。切ったりする加工も、うちにある小さなのこぎりで十分です。薄っぺらいので、接着剤やタッカーで留めることができます。

つまり、やり直しや調整がしやすい材料で、とにかく枠を作る練習をすることにしたんです。

ただし、薄っぺらなので、ゆがんでパシッとはまるような枠にはなりません。とりあえず、窓枠にちょうどはまる枠を作ることを目標にします。模型を作る感じですね。それができたら、次に、この薄い枠を下地に木材を張って厚みをつけ、パシッとはめやすい窓枠にするという計画です。

そんなにうまくいくのか。まったく自信ありません……。とにかくやってみてるところです。

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