篠田桃紅さんの本を読んで

book1338 暮らし

篠田桃紅さんの『一〇三歳になってわかったこと』というのを読んだ。

図書館で人気の本。

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浦島太郎の世界

あたりまえのことなんですが、ひとり長生きすると、当然同世代はひとりもいない。

過去の話をすれば、ことごとく珍しがられるのも仕方ない。

歴史上の人物が登場するのだからおもしろい。

篠田さんにはもはや過去を共有できる人がいない。そのことをご自身でよくわかっていらっしゃる。

孤独をひとり静かに受け入れている姿に打たれます。

人は生まれるのも死ぬのもひとりだということをふと思ったのでした。

めんどうな人付き合いはしなくても許され、顔を出せばたいそう喜ばれる。

そんなのんきなことを言いながら、戦中戦後の食糧難や生死をさまよった病気のこと、女性蔑視の社会の中、独身を貫き自活してきたことなど、こともなげに述べる。苦労は並大抵ではなかったはず。なのに時代や社会を恨むことばが一つもない。

文句や愚痴ばかりのわたしには驚くばかり。

淡々と自由を選んできたと言ってのける姿がかっこいい。

これまでも、先進的に道を切り開いてきた女性の話はいろいろ興味深く聞いては感心してきたけれど、みな戦士のように何かと戦っているようだった。

だけど篠田さんは違う。

戦ってなんかないし、目標といったものもなかったと言う。

淡々と、そのときできることをしてきただけと述べている。

ただ、自由な方、自由な方を選んできたと言うのです。

自由は誰のせいにもできないし、何でも自分で決めないといけない。だから案外難しいとわたしは思う。

だけど、どんなときもしなやかで強くいられるのだとわかった。

わたしも、これから先、どんな不穏な世の中になっても、篠田さんのように、淡々と自由を選べる人になれるだろうか。

そういう人にわたしはなりたい。

そう思わせる人でした。

不安になったり、愚痴っぽくなったときに読むといいかも。

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