過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)でカビとりや漂白するのにハマッてます。
といっても、これがけっこうめんどうで、しかも少しずつしかできない。でも、気が向いたときにちょっとだけやるというのがいいのかも。
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)ペースト
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)のペーストは作り置きできません。漂白パワーが徐々に失われてしまうからです。水溶液につけ込むのが一般的な使い方だと思うんですが、カビとりのようにもっと強い漂白パワーがほしいときや、壁のような垂直面で使いたいとき、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)のペーストを作り、パックするように塗布します。
ペーストにするには消石灰(水酸化カルシウム)を混ぜます。消石灰(水酸化カルシウム)は園芸やこんにゃくづくりに使われています。
石けん百貨の「過炭酸ペーストの素」は、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)専用のペースト剤です。
1回に10gの消石灰を10ccのお湯(50℃~60℃)に入れ、よく混ぜます。
次に40gの消石灰とお湯10cc(50℃~60℃)を入れて混ぜればできあがり。
ペーストと言ってますが、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の粒がザラザラ残ったなめらかさに欠けるペーストもどきができあがります。
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)が発泡する力で漂白するので、塗布した部分が乾いてきたら、お湯かアルカリ剤(セスキ炭酸ソーダなど)の水溶液をスプレーしつつ放置します。
その後、ブラシなんかで軽くこすりながら洗い流します。
なめらかペーストを作るなら、
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)のざらざらペーストは、正直塗りにくい。垂直面ではペタッと張り付かないでぼたっと落ちる。ざらざらをどうにかこうにか塗りつけるといった感じになります。まあ、これでも漂白できないことはないです。
でも、もっとペタッと張り付くなめらかペーストを作りたいときは、高発泡性の過炭酸ナトリウムを使うといいようです。が、一般に市販されていません。
唯一あるのがやはり石けん百貨のオリジナル商品「染み抜き剤」というもの。消石灰に高発泡の「染み抜き剤」を合わせると、なめらかペーストができます。
ちなみに石けん百貨の「酸素系カビとり剤」というのは、「過炭酸ペーストの素」+「染み抜き剤」のセットになったもののようです。結局せっけん百貨でそろえたほうがかんたんです。
酸素系漂白にこだわる理由
広く使われている塩素系カビとりは、かんたんでめんどうがないので、これまでたびたび使ってきました。
でも、更年期になってからというもの、あのニオイがどうにもこたえまして、ついついカビとりを怠るようになったんです。
これではいけないとゴシゴシこする日々でした。
酸素系でカビとりなんて考えもしなかったんです。酸素系は水溶液をスプレーするぐらいではカビとりなんてできません。かといって、たらいにつけこめるものばかりじゃない。使えないと思い込んでました。
だから、酸素系のペーストを知ったときはうれしかったんです。めんどうなんて言ってられない気持ちでした。
確かに、酸素系は時間と手間がかかります。でも、力はいらないし、何よりニオイで気分悪くなることがない! 酸素系にこだわったのは、地球環境に配慮したわけでもなんでもなく、自分本位の都合なんですね……。
少しずつしかできないので、けっこう楽しんでやってます♪
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