財布も口座も別々にできればそれにこしたことはないのですが、小さな在宅ワークの場合、かえって煩雑になります。
でも、帳簿上きちんと分けて把握しないといけません。
だからうちでは在宅ワークのお金はすべて事業主借と事業主貸という勘定科目で処理しています。
在宅ワークのお金の動きはすべて事業主勘定で処理
事業主勘定というのは、個人のお金と事業のお金を区別するための勘定科目です。
在宅ワークに関するお金の動きをすべて事業主勘定で処理すると、家計のお金と明確に区別できます。
たとえば、
報酬が口座に入金された場合
報酬が口座に入金されると売上が発生します。でも、入金された口座は在宅ワーク専用の口座ではありません。
この場合、
事業主貸/売上
という仕訳をします。
在宅ワークのお金を口座に貸している状態と考え、ここでは事業主貸勘定を使ってます。
経費を口座から支払った場合
経費の支払いは費用の発生です。でも、支払った口座は在宅ワーク専用の口座ではありません。
この場合、
経費(通信費など)/事業主借
という仕訳をします。
在宅ワークの経費の支払いを口座から借りて支払ったとし、ここでは事業主借勘定を使用。
このように在宅ワークに関するお金の動きには現金・預金といった勘定科目の代わりに事業主勘定を使います。
青色申告に必要な簿記知識があれば、在宅ワークのお金と家計のお金がごちゃごちゃにならず、はっきり区別することができます。
ネットや本などの情報でじゅうぶん独学できるので、ぜひ家計管理の参考にしてみてくださいね。
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