『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』を読みました。
これ、とくに50~60代専業主婦に向けて書かれてまして、正直耳の痛い話ばかりでした。
就職したいと思っていなくても、考えさせられることが多かったです。
50~60代専業主婦の役割
一億総活躍なんて言ってますが、働く主婦といえば、30代~40代の子育て真っ最中の若い主婦層のことを指していて、50~60代専業主婦は、働く主婦からすっぽり抜け落ちてるのが現状だったりします。
ブランクがあっても短く、働く意欲もスキルも高い。また、これから先も長く働ける若い主婦ほど就職しやすいのが現実です。
だから保育園が足りなくて問題になってますよね。
でも本音は、「許されるならしばらく育児に専念したい」という人も少なくないと思われます。育児はたいへんですし、誰かに簡単にまかせられるようなものじゃないですからね。
だけど仕事を何年もやめてしまったら、二度と仕事に復帰できないという不安がぬぐえない。
というのも、今の50~60代専業主婦たちの姿に自分の将来を見てしまうからなんだとか。
そこで、もし50~60代専業主婦がブランクをもろともせず、主婦経験を生かして立派に社会復帰し、生き生きと働く姿をそこかしこで見せることができていたらどうでしょうか。
育児に専念し、長いブランクがあったとしても、その後就職して再びキャリアを築けるといった将来像が描けたら、育児に専念したいと思う若いお母さんたちは、もっと自信を持って育児に専念することを選べるかもしれないし、もっと安心して主婦業に取り組めるかもしれません。
だから50~60代専業主婦たちよ、簡単にあきらめたりしないで、努力を怠らず、もうちょっと本気で頑張ってみませんか、と著者は述べているんです。
年齢やほかのいろんなことを言い訳にしない覚悟を持てば、50~60代専業主婦には底力があるとも。
50~60代専業主婦は、自分たちのために、また将来50~60代になる主婦たちのために、日々の暮らしを充実させるべく努めねばなりません。
なぜなら、自分たちの努力でつかんだ幸せは、後輩たちの明るい希望につながっていくからです。
人生100年時代、就職に限らず、50代や60代そこそこで「もう年だから」とか「今さら」なんて言い訳ばかりして、何もしないのはもったいないよってことですね。
スポンサーリンク