年功序列だったわたしたちの親世代は、40代・50代ともなると、それなりに収入が増えていくことはあっても、減るなんてことは考えられませんでした。
でも、今はまったく時代が違います。
昇給はおろか、減給はあたりまえ。リストラされないだけマシだと思わなければいけないありさまです。
それなのに、これまでの習慣のまま、生活レベルを維持し続けたために、家計が崩壊する例が後を立たないとか。
うちも他人事ではありません……。
最適な家計の支出割合を知る!
収入に見合った生活をするのに、いったい何にどれぐらいの支出ができるのか?
その目安になるのがNHKの情報番組「あさイチ」でもおなじみの家計再生コンサルタント横山光昭氏が算出した家計の支出割合です。
手取り20万円台のおよそ7,000件の家計データをもとに、最適な家計支出の値を割り出して紹介してくれています。
とりあえず、理想の支出と我が家の支出を照らし合わせてみることから始めてみました。
我が家に多い支出を知る
理想の支出割合を参考にすると、うち家計では何の支出が多いかがわかります。
うちの場合、
- 医療費
- 嗜好品
- 水道光熱費
- 通信費
- 生命保険料
- 自動車関連
- 食費
の多いことがわかりました。
減らせるものと減らせないもの
家計支出を減らしたいからといって、何でもかんでも減らせばいいというわけではありません。
うちの場合でいうと、医療費は減らせません。
光熱費については、まめに意識するように心がければ、ちりも積もればで、多少は減らせるかもしれません。
通信費は、携帯とインターネット関連費がほとんどです。無駄遣いしているわけではありませんが、わたしの仕事上、やや多めになっています。家族3人、それぞれパソコンを持っており、全員ヘビーユーザーです。
生命保険料は、わたしの終身保険があと1年ほどで払い済みになるので、支出は減る予定です。預貯金がある程度できていれば、入院保険は必要ないということなので、終身の払い済み後は、入院特約はやめて、貯金にまわすようにしたいです。
自動車は、オットの通勤に不可欠です。職場が遠いのがネックになっています。
食費や嗜好品は、くふうの余地がありそうです。一番、がんばらないといけない費目であることがはっきりしました。
食費と嗜好品をじょうずに管理する方法
食費は、減らせばいいというものではありません。でも、油断すると、つい使いすぎてしまう費目なので要注意です。
米・パン・調味料はまとめ買い
米・パン・調味料は、年間消費量が安定しているので、できる範囲でまとめ買いすると費用が抑えられます。
ただし、単価を下げるために大量購入し過ぎるのは、失敗のもとです。長期保管で食料が傷んでしまっては何もなりません。とくに暑い季節は気をつけましょう。
ショッピング先を絞る
週末に、底値の商品を求めて、複数の店をハシゴするのが習慣になっていましたが、買い物する店をひとつに絞ることにしました。
安く買うつもりが、店をハシゴすることで、よけいな買い物をしてしまっていることに気がついたからです。これで、ガソリン代も減らせますし、お店のポイントも集中してたまりやすくなります。
嗜好品は厳格な予算を決める
一つひとつが安いからといって、ついつい考えなしに買ってしまっているのがお菓子でした。
そのほかに、お酒や夏場の飲み物もなんとなく買っていたので、予算を決めて管理していこうと思います。
家計ダイエットのまとめ
最適な家計支出と比較すると、多くてダイエットしなければならない部分がある一方、預貯金や交際・娯楽費などは、少な過ぎるという一面もあることがわかってきました。
お金は、大切な限りある資源なので、何となく使ってしまい、足りないことに、いつも不満を持っているような生活をするのではなく、優先順位を明確にして、有効な配分をくふうすることを楽しめるぐらいになれたらいいですよね。
「足るを知る」ではないですが、今は、収入の範囲内で、せめて気持ちだけでもよゆうを持って、笑って生活するすべを身につける時代なんですね。
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