50代は人生でもっとも支出が増える時期だと言われてます。子どもの教育費や介護などで一時的に赤字家計になる場合も少なくありません。
これまではこうした収入と支出の逆転現象は、あくまでも人生の一時期で、そのうち落ち着いてくると言われてました。でも今はそんな甘いこと言ってられません。
3,000万円の貯金があっても、夫婦で長生きすると足らなくなると言います。まともに貯金ができていない我が家は将来真っ暗です。
今できること、考えてみました。
悲観して何もしないのは最悪
暗いこと言っておいて何なんですが、将来を悲観してはいけませぬ。
なぜなら、長い人生これまでもいろんな価値観や環境が変わってきましたよね。これからも今の状態がずっと続くことはないってことです。変わっていくんです。
自分に都合よく変わるとは限りませんよ。でもとにかく今と同じではなくなる。そのことをいつも心に留めておくだけでもずいぶん世の中を見る目が変わるはずです。少なくとも「どうせ何をやっても無駄」といった思考停止的な発想はしなくてすむのではないでしょうか。
誰にとっても世の中の動きを予測するのは難しいんです。総理大臣だって東大の教授だって同じ。ふつうの主婦も立場は同じ。変化を味方にできる可能性はみな平等にあるんです。
この先世の中がどんなふうに動いていくか、自分なりにいつも考えることって大事じゃないかと思うんです。きっと自分にもできることが何かしら見つかると思ってます。
就活・起業する前に考えること
収入を増やすには、主に働いて給料をもらうか、何かビジネスをして儲けるかのどちらかですよね。でも、あわてないでください。その前にすべきことがあるんです。
節約(支出削減)が適当か見直してみる
働き出す前に、今一度家計の支出状況を考察してみましょう。
- 自分の暮らしに見合った節約(支出削減)をしているか?
- 必要なゆとりまで削っていないか?
- 周囲の基準に合わせて無駄な支出をしていないか?
- 暮らしをリサイズする余地はないか?
節約疲れしていて、もうたくさんだから働きたいと考えているような場合は、今さら見直すことなんかないと思うかもしれません。でも、節約や支出削減にうんざりしている時点でどこか無理があると思ったほうがいいです。
正しい節約や支出の削減に本来不快感はありません。無理してはいけないからです。むしろ楽しいとかおもしろいと感じるぐらいでないと続きません。
- 気の進まないつきあいにお金を使っている
- 今さらひっこみがつかない見栄にお金を使っている
- 楽しみだったことを我慢してやめてしまった
- 無駄に大きな家に住んでいて家事がたいへん
といったような問題が隠れていませんか? 無理に解決しなくていいんです。ただ洗い出して問題点を見える化してみましょう。何か新しい発見があるかもしれません。
家計の本当の状況を把握してから仕事にのぞんだほうが無理がありません。
これは今すぐできることですね。
働き出したら変わることについて予測してみる
わたしの住んでいるところでは、勤めに出るには自家用車が欠かせません。職場によってはおしゃれな服装も必要かもしれませんね。また、働き出すとお惣菜を買って帰ったり、外食の機会も増えるかもしれません。
収入を増やそうと行動すると、これまでは必要なかったお金がかかるようになるんですね。お金だけじゃありません。自由になる時間も変わります。度を越すと、せっかく苦労して増やした収入のメリットがなくなってしまいます。働いて得る収入のことばかり考えていると、デメリットが見えなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
「何かしなくちゃ」「どうにかしなくちゃ」と考えることはとてもいいことです。でも、これから先に起こるかもしれない変化を少し予測してみましょう。
考え過ぎたら動けなくなってしまう?
動けなくなるんだったらまだ動かないほうがいいってことです。それでもあれこれ思い巡らすことはやめないでいてくださいね。そうしたら、「今だ!」というときがきっと来ます。それはあきらめないで考え続けた人にだけわかるサインです。
まだ先は長い。だからあせったり、あわてたりしないでじっくりことを進めましょう。
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