人気ブログ「ごんおばちゃまの暮らし方」で紹介されているお掃除術を書籍化したもの。先の『すっきり!幸せ簡単片づけ術』を読んで興味を持ち、続いてこのお掃除術を読みたくなりました。
『人生がときめく片づけの魔法』のこんまりさんも述べていましたが、「片づけ」とか「お掃除」って、あらためて教わることがないんですよね。なのに社会人になると「できてあたりまえ」扱いされる。たまたま教わる機会がある人や自ら学んだ人を除く多くの人は、片づけや掃除がうまくいかなくて実は戸惑っているのではないでしょうか。
掃除の仕方の明快な教えの一つがここにあります。
片づけできていることが前提
この本のお掃除術は、毎日30分、汚れていなくても掃除をします。しかも玄関に始まりリビング、キッチン、洗面所、トイレとほぼ家中まんべんなくです。それぞれの場所は数分単位ですませます。毎日掃除していると、すれぐらいですんでしまうものらしいです。
これだけの掃除を30分でスムーズに終わらせるには「片づけ」がすんでいることが前提なんですよね。
ここでいう片づけとは、モノがこっちからあっちに移動するというようなものではなく、家から出すこと。つまりモノを減らすことです。モノは少ないほど掃除しやすいですからね。
確かに、掃除目線で家中を見回すと、ないほうがいいモノであふれています。「これがないと掃除しやすいのになあ」と思うものでいっぱい。モノを手離す決断がうながされていいかもしれません。
片づけから始めたい人に
30分厳守のルールがすごい
ごんおばちゃまは「片づけ」も「掃除」も毎日30分だけです。それ以上はしたくてもやっちゃいけない。できなかったところはまた今度なんです。それを何回も何回も繰り返し続けることで徐々にきれいにしていく方法です。
毎日ちょこちょこ掃除する方法があることは知っていました。でもうちは汚れが気になってからあわててまとめて掃除するやり方しかしたことがなかったので、こんなにちょこちょこ進めていく方法でほんとにきれいになっていくのかあやしいものだと思ってたんです。
ところがしばらく続けてみるとよくわかりました。
たまにまとめてする掃除は一回やると当分やる気が起きません。疲れることもありますが、時間をかけたという意味ですごい達成感があるからなんですね。ほんとにきれいになったかどうかとは別次元の話です。
それが毎日ちょこちょこ掃除していると、あたりまえのことですがちょこちょこきれいになったところを毎日目にするようになるわけです。繰り返すうちにきれいに磨きがかかります。するとそれを維持したくなるのが人情です。さらにはもっときれいなところを広げていきたいってそれはもう自然に思うようになるんですよ。きっと、この心理的なしかけがすごいお掃除術なんですね。
あんなにめんどうでイヤだと思っていた掃除がしたくてたまらなくなるんですよ。すごいでしょ。
多忙な人や体力に自信がない人も無理なくできる
1日30分ですからね。たいていの方はやろうと思えばできる時間ですよね。いきなり本のように家中まんべんなく掃除できなくてもいいと思うんです。それができるお宅はすでにかなり問題なくきれいなのではないかと思われます。30分でひととおりきれいにできない状態だから悩んでいるんですよね。
でもはじめは洗面所の戸棚からいらないものを出すだけで30分が終わってしまってもいいじゃないですか。それでも毎日続けていればどこかしらきれいになっていくんです。悪い気しないですよね。むしろもっときれいにしたい気持ちを抑えるほうがむずかしくなってるはずです。
これならできそうな気がしてきませんか? いっしょにきれいをめざしましょう!
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