洗面ボウルの塗装がはげて醜い。洗面台ごと入れ替えレベルの古さである。それでも水漏れするなどの致命傷がない限り、ちまちま補修しながらとことん使うつもり。
何年か前にホーロー補修用ボンドを使って埋めた部分もあちこちある。今回はたえず水のかかるボウル部分ではなく、平らなちょっとした物置き部分を何とかしてみることにした。
ホーロー補修用ボンドの失敗
ホーロー補修用ボンドはエポキシ樹脂系といわれる接着剤である。水にも強く、仕上がりもホーローのようにつるつるつやつやするのがいいところ。
しかし、これをペンキのように薄塗りできると思ったのが間違い。薄く伸ばそうともたもたしている間にボンド化し、ぽってりした凹凸のある不細工な仕上がりに。はげた部分は隠したものの、いびつになってしまった。
色調整の余裕もなく、お恥ずかしい仕上がり。
水性ペンキでよかった?
手持ちの水性ペンキを上塗りしてごまかしてみた。
これならはじめから水性ペンキで塗装すればよかったと思う。エポキシ樹脂のいびつな凹凸が悔やまれる。塗装がはげてざらざらしていたので、ペンキも乗りやすかったに違いない。いずれはげるにせよ、ペンキを塗り直すぐらい手間はない。
いっそ洗面ボウル部分も水性ペンキで塗装してしまおうか。じつはすでにペンキで塗り直したらしいざらざらした部分がある。濡れやすい部分だが色落ちしていない。
ペンキはつるつるしたホーローには色がのらないので、塗装するにはざらざらした下地を作らなければならない。塗装後、洗面ボウル用のコーティング剤を塗ってつるつるにする方法もあるが、そうすると、せっかく塗装した色が落ちることもあるらしい。ホーローの塗装というのはDIYでは無理があるようだ。
塗装がはげてざらざらした部分はペンキでごまかすのがいいかもしれない。エポキシ樹脂を盛るには範囲が広く、きれいに成形するのは至難の業。またいびつな凹凸をこしらえるのが関の山である。
どうにか衛生的に使えれば、それでよしとせねば。
うちの洗面ボウルはめっちゃがんばっている……。
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