思い込んでいただけだったのか、そういう風潮だったのか、定かではないけれど、長年毎日同じ服装をすることがはばかられ、それがとても窮屈だった。でも、そういうのが最近はなくなってきたと感じている。それは年のせいなのか、世の中が変わったのか、それもよくわからない。たぶんどっちもなんだろうと思う。
いずれにせよ、わたしにとってはラクになった。
洋服はいくつ持ちますか?
モデルを引退したおしゃれなマダムのワードローブを紹介していたとき、気に入った洋服は、同じものを複数まとめ買いするという話に驚いた覚えがある。もう何年も前のことだ。
石黒智子氏も著書の中で「同じシャツを6枚買うことがある」と述べていた。
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いずれも「断捨離」やミニマリストの流行とは無関係。いつの時代もそれぞれのマイペースを大事に過ごしてきただけのようである。
それに比べてわたしは、なぜか「今日はきのうと違う恰好をせねば」といつも焦っていた。そんなときも、結局気に入った数着をどうにかこうにか着回しているだけだった。
それなのに、シーズンごとに目新しい洋服を買うのがあたりまえになっていて、当然着ない洋服をたくさん持つ羽目になる。捨てないんだから当然の成り行きである。やがて管理不能になった。モノを持つというのがどれほどめんどくさいことかという自覚がなさ過ぎた。
この頃、長年気に入って着続けた洋服を買い換えようと探しても、もう二度と同じ洋服は手に入らないということがわかってきて、同じ洋服をまとめ買いする気持ちがちょっとわかるようになった。
気に入った間違いない同じ格好をユニフォームのように着続けるという発想は、以前のわたしにはなかった。たとえずっと同じ格好でいるほうが楽だと思っていても、それは「してはいけないこと」のように思っていた気がする。洋服は「とっかえひっかえ」するのがあたりまえだったのだ。しかし、それも過ぎれば楽しむというよりむしろストレス。
そういう意味で、今はいい時代になった。通勤通学がないせいもあるが、今は心置きなく毎日同じ格好でいられるからだ。昔のように「あの人、いつも同じ格好ね。」などと言われまいとして躍起になることもない。平和である。というか、わたしはいったい何と闘っていたのか。
年をとり、世の中は変わる。今絶望的でも、先のことはわからない。
家事に最適。化繊コーデュロイワンピース
割烹着代わりに使える。
化繊のコーデュロイワンピースが気に入っている。軽くて暖かい。丈夫で取り扱いも簡単。
でも、火には弱いので注意。
前開きがおすすめ。ゆったりサイズを選べば重ね着も余裕。
割烹着じゃないので、そのままお出かけも。
割烹着のように全体を包む洋服は、多少生地が薄くても想像以上に暖かく動きやすい。
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