日用品や消耗品はできるだけ安いほうがいいとつい思う。でも、安いモノは安いだけの理由があったりするもので、たいてい長持ちしない。値段はよく考えられているものなのだ。
だからといって高価なものが長持ちするかというと、そうとも限らないから難しい。また、いくらいいとわかっていても、あまりに高価なものは買えない。
でも安いからといって、頻繁にモノを買い換える暮らしは使い捨ての暮らしである。捨てるものを増やしてしまう暮らしであり、場合によっては支出も増えているかもしれないのだ。
一流品は選べなくても、無理のない範囲で長持ちするモノ選びができるバランス感覚を養いたいと思う。
fog linen workのリネンタオル
fog linen work(フォグリネンワーク)はオリジナルリネン製品をはじめ、シンプルな暮らしの雑貨を販売しているブランドである。
フォグリネンワークのリネン製品のテーマは普段使いだという。ざぶざぶ洗えて洗うたびに風合いが増す製品づくりをうたっている。
わたしもリネンは長持ちしてよい素材だと思う。実際わたしはバスタオルもリネンだが、今治タオルよりはるかに長持ちするし、何と言っても手入れが簡単。タオルといえばパイルがあたりまえになっているけれど、いいものほどかさばって乾きにくい。乾きにくいとカビが生えたりして手入れがたいへんなのだ。その点昔の手ぬぐいはよかった。
かつてコンタクトレンズを使っていた頃、パイルの抜け毛が目に入るのが嫌で、日本手ぬぐいやガーゼタオルをわざわざ使っていたことがあった。リネンは手ぬぐいに近いかもしれない。それ以上に吸水力がある。
ただ、とても高価なのだ。
この値段をどう考えるか。うちはfog linen workのタオルはとても買えない。だからリネン生地を買ってタオルを作っている。それでもリネン生地は安いものではない。でも安いタオルより断然長持ちすることだけは確かである。高価と思えるfog linen workのタオルもまた、10年以上使えば高いとはいえないかもしれない。
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こちらはノーブランドの平織りリネンタオル。ソフト加工がされているとあるが、食器拭きみたいなサラッとしっかりしたタイプと思われる。わたしもこのタイプのタオルを使っている。使い込むと多少やわらかくはなるが、綿のようにはいかない。やわらかさがほしい人は綿のほうがいいかもしれない。いいところは乾きやすくかさばらず、とにかく丈夫で衛生的。
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