うちは、いつ寿命が来て壊れてもおかしくない家電だらけ。とくに冷蔵庫、洗濯機、エアコンあたりはいつもビクビクしながら使っている。
思いがけずプツンと壊れた電子レンジ。実に見事な壊れ方だった。
阪神大震災後に購入したナショナル製の温めるだけのシンプルレンジ。嫁入り道具だった高価な多機能レンジが棚から落ちて壊れたので買い換えたもの。値段は覚えていないけど、高いものではなかったと思う。温めるしかできないアナログタイマーの電子レンジですから。
まだパナソニックで統一されてなかった頃のナショナル製は今はもうどこにもない。当時はまだ格安ブランドはほとんどなくて、家電といえば、国産の有名ブランドが一般的だった。
さて、次はどうするか?
電子レンジがない生活
突然壊れたので、思いがけなく電子レンジがない生活を体験することになった。
不便がなければ電子レンジは買わないつもりだった。
ところが、うちはけっこう冷凍保存の食品を利用していて、レンジがないとたちまち困ることがわかった。調理の下ごしらえにもたびたびレンチンする。あまりにもあたりまえに使っていたので、そんなこともなくなってはじめて気づいた。
やはり電子レンジは買わなくては。
もっとみんなが気軽に自家発電できるようにならないと、停電がコワくて安心して暮らせないな、なんて思いながら新しい電子レンジを選んだ。
家電の寿命も運しだい
家電はシンプル機能に限ると思っている。多機能家電は高くて壊れやすく、わたしなんかは使いこなせないからだ。
うちの場合、オーブンはIHヒーターについているし、ほとんど使うことがない。ケーキはホームベーカリーで焼ける。だから電子レンジはあたためられたらそれでいい。
単一機能の電子レンジでも、ブランドによってずいぶん値段が違う。
ところが評価はどれも似たりよったり。高いから評判がいいとは限らない。いずれも初期不良か何かで、あっという間に壊れたという書き込みがあって、とくにじょうぶで長持ちというものはなさそうなのだ。
家電は使い方によっても寿命が変わりそう。たまたま不具合のある商品がまわってくる場合もある。
だったら安いのでいこう!
ということで、一番安かったamazonのこちらに決めた。amazonはタイミングによって値段が変わるので注意。
こちらは山善の電子レンジ。ナショナルの電子レンジとほとんど変わらないつくりでびっくり。
また20年もがんばってくれるかどうかはわからないけど、今のところ問題なく動いてくれてます。
タイマーもデジタルでないほうが安いし壊れにくい。ナショナルの電子レンジのタイマーも壊れず動いていた。
「チン!」というアナログタイマーの音は、どこか愛嬌があって憎めない。
よく、表示時間どおり温めても温まらない、といったクレームを寄せている人がいますが、家電は、何でも多少加減して調整しないと、説明書どおりぴったりというわけにはいかないもの。置かれている環境が違いますから。
柔軟に大切に使いたい。
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