気軽な在宅ワークというと、1件数円の出来高制で、数をこなさないとお金にならないいわゆる内職仕事が一般的なんですね。
在宅ワークはラクか?
事務もこま切れの流れ作業でできるようにマニュアル化されて、低コスト化されてきてるみたい。それがネット上でやりとりできるようになって、事務の在宅ワークが増えつつあるようです。
だけど在宅ワークは1件数円の出来高制。効率よく仕事をこなさないと、時間がかかったり、気疲れするだけで少しもお金にならないというくたびれ損になる。
在宅というだけで、何だかラクなイメージがあると思うのですが、お金を稼ぐ仕事という意味で、実は決してラクではないんですよね。通勤がなくて、自分の裁量で仕事ができることは、必ずしも仕事としてラクとは限らないということを知っておいたほうがいいかもしれません。
だけど在宅ワーカーに仕事を依頼する側は、そんなふうには考えてくれません。あくまでも低コストで仕事してくれる都合のいい労働者なんですね。変わりはいくらでもいると思ってます。都合のいいすき間時間にできる仕事を回してるんだから、感謝されても文句言われる筋合いないぐらいに思ってるかも。
さらに在宅だからって、いい加減なことされると困る的な威圧的態度をされることもままあります。直に対面しないので、疑心暗鬼になってしまうのかもしれませんね。だけどいい加減な仕事をする者が一定数いるのは、どこの職場も同じで、在宅ワーカーに限らないと思うんですけどね……。
また、誰でもできる単純作業ほど単価が安く、人気が高い。だからいくら数をこなしたいと思っても、安定した仕事量が得られない場合もあります。待っていれば、どんどん都合のいい仕事がもらえるわけではありません。仕事をしたければ、自分でとりにいくかたちが一般的です。そうしたことにとられる時間が案外多かったりして、時間給に換算すると馬鹿みたいなことになってしまったりするわけです。
たとえば最近在宅でよくある電話対応の仕事、誰でもすぐできそうで、一見楽勝のように思いますが、気疲れや待機時間の負担を考えると、1件数円は、とても相当な報酬とは思えません。自動応答マシンより低コストでいいように使われているのではないかと疑ってます。
在宅ワークは、主体的に仕事を模索し、主体的に行う覚悟がないと、お金になりません。
厳しいな、と思うのですが、わたしなんかは勤められないので、この道しかないと思って続けてます。続けていれば、何とかなるというのはあります。決まった給料がない反面、お勤めではあり得ない良さもあります。
どういう暮らしをしたいか? どういう暮らしを選ぶか? なんですよね。
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