最悪の事態を考えておいたほうが経験上不安は小さくなるんです。
それで結構縁起でもないことを考えたりするんですが、最悪の事態では、お金なんか絶対足りないんですよ。
でね、「いざというとき困らないためのお金を準備する」なんてことをよくいいますけど、困らないだけのお金なんて、どう考えても準備できません。
だからね、想定外の支出の心配をする暇があったら、ゼロから出直せるように備えたいと思うわけです。
お金はいざというとき足りないし、なくなるのが前提
想定外の支出の心配をしないというのは、お金の管理をしないってことではありません。
想定しうる支出はすべて想定します。
それで、どういうときに足りなくなりそうかの見当をつけることはできますよね。
お金を用意することだけが備えではありません。
避難訓練のように、オットの収入がなくなったとき、家賃を支払えなくなったとき、などの災難時のシミュレーションをするんです。それが意外といざというときの備えになるのではないかと思うのです。
たとえば年金、いくらもらえるか知ってます? 縁起でもないですが、遺族年金や障害年金、どういう場合にもらえるかご存知ですか? 年金は申請しないことにはもらえませんし、申請したからと言って、すぐお金が入るわけでもありません。
入院時に一定額以上の医療費がかかった場合、申請すればお金が戻ってくる高額療養費制度を知らないという方も相当数いるみたいですが、入院時にあらかじめ申請しておけば、はじめから一定額以上の医療費を支払わずにすむ方法もあります。
ほかにも失業時の手続きや健康保険の手続きなど、知らないことが意外とあったりします。今はネットで簡単に調べることができるので、余裕のあるときに見ておくとあわてないですみます。
困ったときの相談先をあらかじめ調べておくと、いざというとき、冷静に動くきっかけになりそうです。
とにかくお金に関しては、足りないことやなくなることを前提に考えたほうがいいように思います。それでも何とか立て直せると思えるのは、ちょっとした手続きや相談先を知っているかどうかといった案外些細なことのような気がします。
そこではじめて「何とかなる」と思えるのではないでしょうか。
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