1カ月にだいたいどれぐらいのお金を使っているかご存知でしょうか。
そんなことはわかっているつもりでいました。
だけど何となくわかっているのと、実際に数値を洗い出して受けとめるのとではまったく違うんです。
今は財布から支払うものばかりではなく、知らないうちに口座から引き落とされていたりして、お金を使っている実感がありません。
だから苦しいと言いながら生活を送っていても、想像以上にお金を使っていたことにびっくりしました。
もっと早く、ちゃんと支出額を知るべきでした。
倹約とか節約とか言う前に、まず支出額を知ることがはじまりです。
通帳がなくてもネットで口座の明細は一目瞭然
考えてみれば支出額を計算するなんて、そう難しいことではありません。
通帳やネットで口座の明細を調べればすぐわかることです。
でも、知るのがコワくておっくうになっていたんですね。
目先の支払いや残高しか見てませんでした。
どうにもならないことがわかるだけではないか、と思うとコワかったんですね。今さら収入を増やすあてもないですし……。
だけどどれぐらいお金が足りなくて、いつどうしようもなくなってしまうかもわからない、というのも不安です。
それで勇気を出して、現状把握することにしたんです。
管理不能な固定費に意外と無駄がある。
管理不能な固定費というのは、どんなに努力しても減らせない契約で決められた支出額のことです。
お金をとる側からすると、安定した固定収入が見込めるので、最近は何かと固定料金のサービスが増えてる気がします。
通信のオプションや会費、月謝、購読料など、一つ一つは少額でも、集まれば相当な額になっていたりするんですよね。
驚いたことに、知らないものや活用していないサービスに支払っていたものも少なくありませんでした。
はじめの数か月は無料で、その後解約しないでいると、知らない間に料金を請求されているパターンが非常に多い。こういうのに限って、解約手続きが非常にめんどうだったりします。
はじめの数か月が無料になるサービスやオプションは、最近ははじめから加入しないように気を付けてます。ところが、通信関連なんかは、加入しないと基本契約ができないようないやらしい仕組みになっていたりするんですよね……。基本契約を済ませたら、忘れないうちに即解約することにしました。
管理不能な固定費は、住居や光熱費など必要最低限のものだけに留めるようにしています。
年間支出の現状に落胆するのかと思ったら、案外そうでもなかった。
口座を調べる前は、年間の支出額を知ったら、ショックで立ち直れなくなるかも、と思っていたのですが、案外そうでもなかったんですね。
思っていたよりお金があったからではないですよ。
お金はおそれていた通りピンチでした。
でも、口座をチェックして年間支出額を洗い出したら、これまで見えてなかった無駄が見えてきて、支出を減らすことができたんですね。
これにはびっくりして喜びました。
一つ一つは小さい額で、これまでは「焼け石に水」と馬鹿にしていたんですが、こうした小さい額の積み重ねがほんとに馬鹿にならないということを知ったことも大きな収穫でした。
足りない額や足りなくなる原因がわかると対策が見えてくるものなんですね。
どうしようもなくなることは避けられるのではないか、とこの頃は思うようになりました。
漠然とビビっていた頃のほうがよっぽど怖くて希望がありませんでした。こんなことならもっと早くすればよかったです。
現実を知ること、大事だと思いました。
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