自給自足生活というと、お金がないから仕方なく買わずにすませるといったミジメな生活というイメージを持ってました……。
でも、この頃はなんだかようすが違う。
自給力は無収入でも自立できる能力のこと
現代は、とにかくどこかでモノを買わないことには生活できないようになってます。地方在住のわたしでさえ、自給力はほぼゼロです。
生活すること=お金を稼ぐことなんですね。
ところが、グローバルな競争とはまったく異なった次元で、ローカルに分かち合い、循環していく生活のあり方もあるよ、ということを提言している人たちがいることを知りました。
それが変人枠でもなく、若いおしゃれなインテリ族だったりするんですね。
今はまだまだ少数派かもしれません。だけど、わたしには非現実的な夢物語と簡単に切って捨てることなんてできないなぁと思うんですよ。なぜなら、今の大きく広げるばかりの奪い合いの社会に持続可能な未来があるとは到底思えないからです。
バブル育ちのわたしたち世代は、その多くが老後破産すると言われてます。この先、このままだと希望も何も持てないんですよね。
断捨離をして、暮らしを小さくリサイズしていく動きが見られるのも、将来に対する何かしらの不安のあらわれなんですよね。
暮らしを小さくすれば、単純に支出を減らせる可能性がありますからね。
支出を減らす、その究極が自給自足というわけです。
自分たちで必要なものを作って使うことができれば、お金がなくても暮らしていけます。つまり、お金がないと生活できない世界から脱出して自由になれるんですね。
そういうライフスタイルをオフグリット生活というみたいです。
誰にでも作りたい欲求があるらしい。
お金を出せば何でも手に入る生活が長く続いたおかげで、人は本来持っている何か自分で作りたいという欲求を持て余していると言う人もいました。
なるほどモノづくりワークショップが花盛りだそうです。わたしも「麹作り」や「ソーラーフードドライヤー」のワークショップには興味津々なんですよね……。
ものぐさなわたしでも、塩麹や甘麹、パン作り(HB)を楽しんでます。このところ休園していた家庭菜園も復活しようかと思っているところです。
これまでは、手づくりすると、かえってお金がかかることがネックになってたんですが、知恵とくふうと経験が足りなかったと反省。
自給力につながる手づくりをしていきたいと思ってます。
まずはゆるオフグリットをめざそう。
息切れしないように、ゆるゆるでも続けることが大事なんです。
はりきって、いきなり早急に何でもかんでも自給自足しようとすると、嫌になって疲れてしまうのがオチです。
あせってはいけません。いきなり極端に生活を変えるのは考えものです。
途中いい加減になっても、なんかちょっと間違ったり、ブレたりしてもいいと思うんです。無理のない自分ペースの自給自立オフグリッドライフを見つけていきたい。
老後破産にびくびくしながら何もしないでじっとしているよりは、50代からでも支出を減らすとともに、月3万円ビジネスで小さく稼ぎながら、オフグリッドな自立を目ざしていくのも夢があっていいなと思ってます。
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