お金も仕事も家も、あるとこには余るほどあるのに、ないとこにはない。
うまい具合に混ぜることできないのかなぁ。
動かない眠ってるだけのお金
金融機関の中でじっとしているだけのお金が想像以上にあるらしい。
ヤニス・バルファキス氏は、そのお金と世の中の負債がうまく相殺されずにいるという。
お金は動いてこそ価値がある。でも、じっと置くだけでも安全に増える。
だったらわざわざ危険な投資をする人はいない。
何をするにもお金がいる市場社会。
どうやっても浮き上がれない貧困層を救えるのは、あるとこのお金を動かすだけでいい。
誰か動かして。
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割に合わない仕事しかない
景気がどうなろうと、人手不足が深刻であろうと、暮らしを楽にしてくれる仕事に就ける人は限られている。
企業の募集要項を見ると、大した給料でもないのに、能力があって、経験があって、やる気があって、ってどんなすごい人を求めているのかとあきれる。
売り手市場は新卒者に限った話だ。
多様な人を育て、多様な仕事に就かせる余裕のある企業はなくなってしまった。
どこよりも優秀な労働力を、いかに安く使い回して勝ち抜くか。ほかに道を知らない。
あるにはあるが、あるのは割に合わない仕事だけ。
低賃金を変えることはできない。わたしにできるのは、暮らしを変えることぐらい。
お金を稼ぐ仕事について、考えを改めるときがきているのかも。
少ないお金で成り立つ暮らしを模索するときがきている。
不動産放棄が増えている?
高齢になった親が施設に入ったり亡くなったりして、空き家になった実家の相続放棄が増えているとか。
離れて暮らす子どもたちが、空き家の管理にお金がかかるのを嫌がってのことらしい。
貸すにも売るにも更地にするにも経費がかかる。それならいらない、と言うのも無理ない。
一方で、家賃が払えず、住むところに困っている貧困層も増えている。
こうした空き家を有効活用できないものかと思う。
誰かが住んでくれるだけで、住まいの傷みはずいぶん違う。そのまま使ってくれる人に格安で提供するとか、管理料として家賃を割り引くとか、できないのかな。
まあ確かに、空き家物件は、貸すにも売るにも困るような山間地域など不便なところが多いから、住みたいという人もいないのかもしれない。
住むとこも、あるとこはあるけど、ないとこはないんだろうなぁ。
市営住宅は立地がいいから地方でも大人気で競争率が異常に高い……。
お金も仕事も家も
お金と仕事と家があったら、自立できそうなものだけど、人間ひとりぼっちでは生きられない。
社会やほかの人の助けをうまく借りながら暮らしを立てていくのがほんとの自立なんだって。
苦しい時、いがみ合わずに助け合えるか、それが人生の分かれ道かもしれない。
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