長生きするほど得するトンチン型年金保険とは?

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新聞記事ではじめてトンチン年金なるものの存在を知った。

調べてみると、まだ知名度が低いみたい。

でも、人生100年と言われるようになって、金利がつかなくなってきて、じわじわ注目されてきているとか。

あわててしょうもない商品に引っかからないために、選択肢の一つとして知っておきたい。

早く死ぬと損する代わりに長生きするほど得する仕組み

トンチン型年金保険とは、早く死ぬほど損をして、長生きするほど得する商品のこと。

早く死ぬと、場合によっては保険金がまったくないけれど、平均寿命を超えて長生きすればするほど得するようにできている。

長生きする自信があるとか、長生き家系の人は、考えてみてもいいかも。

ただし、もらえる保険金や年金が支払う保険料を上回るのは何歳で、それまでにいったいどれくらいの保険料を支払うのか?

事前にしっかり計算してから考えたい。

国民年金を満額もらえるようにしたほうがいい?

その前に、国民年金の保険料を優先したほうがいいかも。

国民年金なんて、満額もらったとしても、現在年に779,300円、と生活するにはまったく心細い額。

超高齢化日本、これから先、ちゃんと年金があるかどうかもわからない。そんなうわさが飛び交ってる国民年金なんですが、一般企業の年金保険よりはリスクが小さいという考え方もできます。

若いならともかく、50を過ぎた世代なら、何とかもらえる可能性も高い。

厚生年金に加入している会社員や共済年金に加入している公務員とその扶養家族以外の人は、通常は20歳になったら、年金が受給されるまで国民年金保険料を納めることになってます。

だけど国民年金の保険料、今だと月に16,490円とかなり高い。失業などの事情で支払えない場合もありそうです。

そんなとき、黙って滞納しないで免除や猶予の手続きをしたほうが賢明です。

未納保険料がある場合は、さかのぼって納められる場合もあります。また、受給を遅らせて受給額を増やす方法もあります。

民間のトンチン型年金保険に加入するぐらいなら、まずは国民年金が満額もらえるようにしたほうが得かもしれません。

国民年金は老齢年金だけでなく、障害年金や遺族年金なんかも含まれているからです。

国がダメになったら、たぶん民間の金融機関も無事ではすまない、とするなら、まずは国民年金優先というのもいい。だけど国がつぶれたとき、案外民間が強くなる可能性もないとは言えない。

公的年金+民間のトンチン年金、両方できれば言うことないですが、そんないろいろ備える余裕なんてないから心配。

お金があっても先のことがわからない不安は同じか……。

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