過炭酸ナトリウムペーストもどきで風呂ふたのカビとり試験

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過炭酸ナトリウムというのは酸素系漂白剤の粉末のことです。これに消石灰(水酸化カルシウム)を混ぜてペースト状にすると、いろんなところの漂白ができるんです。

1回に作れるペーストは少量

この過炭酸ナトリウムのペーストは、作ったらすぐ使わないと効力がなくなってしまうんです。なので作り置きというのができません。

1回に作る量は、

消石灰:小さじ1に対して過炭酸ナトリウム:小さじ4

です。

まずは消石灰と小さじ1のお湯(50℃~60℃)を混ぜ合わせます。

次に、過炭酸ナトリウムと小さじ1のお湯を混ぜ合わせるんですが、過炭酸ナトリウムの粒がザラザラしてなめらかなペーストにはなりません。そうこうしているうちに、水分がなくなって固まってくるので、適当にお湯を足しながら、好みの固さにして、さっさと塗ってしまいます。

風呂ふたに過炭酸ナトリウムペーストもどきを塗布

ザリザリしたペーストを風呂ふたのカビた部分に塗りつけます。ぺたっと張り付かないので垂直にしていると、垂れたり落ちたりして非常に塗りにくい。ムラなく全面塗るのは無理でした。

パックというより埋める感じ。

1回分でカビとりできる範囲は少しだけでした。

これの2倍ぐらいならいっぺんに作ってもいいかもしれません。

1時間以上放置後、洗い流します。

やっぱり一度ですっきりきれいというわけにはいきませんでした……。全面塗れませんでしたし。

これでも塩素系カビキラーよりきれいになったんですよ♪ 何回か漂白すると、だんだんきれいになっていくらしいので、めげずにやっていこうと思います。

ここまで放っておいたのがいけないんですよね……。壁やタイルの目地なんかは一度できれいになりました。やっぱりパッキン系のカビがしつこいんですね。

1時間以上経ったら、ペーストもどきをブラシで洗い流していきます。これがめんどうなんです。

塗るときは少ないと思うんですが、洗い流すとなるとけっこうな量なんです。害がないとはいえ、なんか悪い気がしました。重曹だって大量に流すと害になるといいますからね。

おかげで風呂場の排水口がきれいになりましたが。

石けん百貨の「染み抜き剤」なら高発泡過炭酸ナトリウムなのでなめらかペーストができる

高発泡過炭酸ナトリウムなら、ざらつかないなめらかなペーストができます。石けん百貨の「染み抜き剤」が高発泡過炭酸ナトリウムなんですね。ほかでは見かけません。

なめらかな過炭酸ナトリウムのペーストができれば、塗布するのに無駄にたくさん使ってしまうことがありません。垂直面にもピタッと張り付いてくれるので、壁にも塗りやすい。

石けん百貨には消石灰の代わりに「過炭酸ペーストの素」という専用の商品があり、よりなめらかで塗りやすいペーストができます。

「染み抜き剤」と「過炭酸ペーストの素」がセットになった「酸素系カビとり剤」というのもあります。これだとほんとに泥パックみたいになめらかなペーストができるんです。

酸素系カビとりの欠点

  • いっぺんに広範囲するのはむずかしい。
  • 思いのほか大量に過炭酸ナトリウムを消費する。
  • 使いよいなめらかペーストを作るには専用の材料が必要。
  • コストと手間がかかる。

欠点もたくさんあるんですね……。

欠点はあるものの害が少ないほうをとるか、有害でも手軽な塩素系をとるかって話です。

わたしはあのニオイに耐えられないので、コツコツ少しずつ酸素系カビとりでいくしかないんです。これからはひどくならないうちにやりたいと思います……。

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