家計の現状把握がいちばんの支出削減につながります。

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家計の支出を減らすか収入を増やすかの瀬戸際に立ったとき、あわててはいけません。

買い物で財布の支出を減らそうと努め、収入を増やそうと就活に励むのはちょっと待ってください。

あなたは家計の支出がいくらで、どれだけ足りないかご存知ですか?

だいたいとか想像の額ではなく、おおよその額をほぼ正確に把握できているでしょうか?

財布の中しか見ていないと、あったらあるだけ使ってしまいます。

家計の現状、つまり支出がいくらで、収入がいくらで、貯金などの金融資産がいくらあるか、ということを知ることが何より重要なんですね。

これがわかっていないと、がんばって食費を抑えたり、我慢して光熱費を節約しても、続かないし成果も出ません。

最悪の場合、苦労して働いてせっかく収入を増やしても、支出も増えてくたびれ損、なんてことにもなりかねないんです。

何となくお金が足りないことはわかっている。でも、どれぐらい足りないかなんてコワくて知りたくない。

わたしも長い間そんなふうに思ってました。知ったところでどうにかなるわけじゃなし、とも思いました。

でもそれは間違いです。

お金の現状がわかれば、何をどうすればいいのかという道筋が見えてきます。どうにもならないどころか、どうにかできるようになるんです。

家計の現状は口座を調べればすぐわかる。

お金の現状は、利用している銀行口座を調べればわかります。家計簿なんていりません。

今は、口座に振り込まれない収入はほとんどないはず。支出も口座振替のものが少なくないはずです。口座のお金の動きを見れば、現金支出もおのずとわかります。

これで直近一年の収入と支出がすぐ計算できますよね。口座が少ないおうちはあっという間にできそうです。

赤字の程度をはっきりさせてから、そこではじめて支出削減や収入増加の戦略を立てるんです。

どれぐらい持ちこたえられるかを知る。

家計を立て直すには、ある程度時間がかかります。

途中、病気や失業など突発的な支出が発生することも考えられるからです。

そんなとき、無理しないで我慢強く乗り切るコツは、日ごろから順調なときもそうでないときも、ただ淡々と地道に暮らしを小さくリサイズし続けることではないかと思うんです。

50代、そろそろあとをにごさない人生のたたみ方を考え始めてもいいのではないでしょうか。

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