主婦の自立とは?

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「タスマニアドリーム」というのがあるらしい。

なんでもタスマニアのワーキングホリデーはむちゃくちゃ稼げるというのだ。とくにチェリー収穫の仕事は月に100万稼いだ人もいるとか。

ワーキングホリデーというのは、協定を結んだ国で若者が一定期間働けるという制度。

協定国を渡り歩いて生活している若者もいるという。

なんか自由でたのもしい。

結婚が自立のはじまりだった

大学を卒業して就活するとき、わたしには自立する意識がほとんどなかった。

どうして自分で稼いだお金で生活することを考えなかったのか。

考えるまでもなく自立するなんて無理だと思っていた気がする。自立が無理というより、自分の稼ぎで今と同じ生活水準の暮らしをするのは無理だと思っていたのだ。当時はまだ、女子の就職は腰かけが一般的だった。大半の女子は、結婚してはじめて自立する感じだった。わたしもそんな風潮にどっぷりはまっていたのだ。

幸い自立を強いられることもなかったし、自立せずともとくに窮屈さも不満もなかった。むしろこれほどラクなことはない。当時はそんな環境があたりまえだと思っていたのだからどうしようもない。

自分の置かれた状況に何の疑問もなく、あたりまえのように暮らしていた。

自活せざるを得ない同級生や、自ら自立への道を踏み出す同級生たちの存在を知ろうともしなかった。まったくそんなことに興味がなかった。自分のことしか考えてなかったのだ。

わたしの世界は、ほんの周囲数メートルほどの目が届く範囲がすべてだったのである。

あの頃、今のようなインターネットがあって、何でもすぐに検索できて、SNSで見知らぬ人と交流していたら、もっと視界が広がったろうか?

とにもかくにもわたしは結婚してどうにか自立したのである。

家族の収入で暮らす主婦の自立のかたち

自立というと、一般的には経済的に一人前であることを言う。

そういう意味では家族の収入に依存している主婦は自立してないことになる。

でも、もしその家族の収入がなくなったら?

病気やけがで働けなくなることもあるし、失業することだってあり得る。

そんなとき、主婦はどうにかしようと動く。

こんなことでいちいち生活を破たんさせるわけにはいきませんから。

自ら働くなど、お金を融通する方法をあれこれ考えながら生活を見直す。もちろん家族と相談しながらです。こういうとき、家計の状況を把握している人がいれば話がはやい。

日ごろから何かあっても困らないように努めるのは主婦の仕事のひとつ。

こうした家計管理はきっと家族の役に立っている。

これもまた立派な主婦の自立のかたちではないかと思っている。

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